【親友】苦に捨てず、貧賎なるも軽ぜず。密事を語り、他に語らず

2012年06月26日

【親友ー尚友】苦に捨てず、貧賎なるも軽せず。密事を語り、他に語らず。

おはようございます。今朝は、友について考えました。

昨日書いた福島の漁師仲間の地道な取組が、1年3ケ月経ち、タコと貝を市場に出した。素晴らしいと思います。

また、国会では政界再編の動きがあるが、これもまた仲間たちの結束が、国会の構成を大きく左右すると思います。

親友とは、何か?

修行僧が、仏に尋ねた。「どういうのが親友といたしますか?」仏は答えた。

一、与え難きを与う。
二、作(な)し難きを作す。
三、忍び難きを忍ぶ。
四、密事を語ぐ。
五、密事を他に向かって語らず。
六、苦に逢うも捨てず。
七、貧賎たるも軽んぜず。

誠に、四と五とに感銘を受けます。密事を語ぐは、別の語で言えば、包み隠さない。しかし、内密なことをべらべら他人にしゃべらない。周りにも居るとは思いますが、先人たちも親友とは何か、悩んでいたのだと思う。

福島の漁師たちの笑顔と、国会議員の渋い顔の集まり、その状況しだいで、友の意味がだいぶ違うと思いますが、公明正大に堂々と、自分の主義主張をできるようにすべきと思います。

親友とは、共同行動の書類に、約束の印鑑を押させるのではなく、密事を他に向かって語らず。書面は無くても、阿吽の呼吸で、行動を共にでき、責任も共に取るのが、親友ではないかと思います。

今日の新聞地面を見て、それぞれの写真をみながら、仲間とは何か考えました。これについて、ご意見をいただければ幸いです。

※参考資料:安岡正篤著『活眼 活学』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:22│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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