開運のすすめ「福は己が創る」~陰隲録(いんしつろく)~

2008年01月04日

開運のすすめ「福は己が創る」~陰隲録(いんしつろく)~

 明けましておめでとうございます。2008年の幕開けです。

 熊本で(ちらほら)雪の正月です。世界の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
 これこそ、インターネットの世界と思います。マイミクは、五大陸だけでなく、太平洋の小さな島にもいます。世界の障壁は、限りなく薄くなっていると感じる「世界」と思います。

 地球は、温暖化、グローバル、そしてローカルの大事さが問われています。でも、この問題は、2,500年前から語られた事だと、色々な文献から気付かされます。その時代を生きた、一人ひとりの気付きが、社会を変える起因と思います。
 さて、年末年始の難しい話は置きまして、未来へのヒントになる話をしたいと思います。

「開運の進め」なる本があります。

みなさん「易」と言う言葉をご存知でしょうか?
世俗の占いの世界の話ではありません。

これは、占い本ではなくて、人と人が関わる「人間関係学」と言いましょうか、人と人がどう関係を持つかの、「工夫」の教えと師は語ります。

その代表的な教示の書で、日本の江戸期、明治期に読まれた「陰陰録(いんしつろく)」にその答えがあるように思います。

難しい署名ですが、その語源はあまりにも普通の生活の中から生まれています。

陰隲禄の陰隲とは、「経書」にある言葉ですが、「これ天陰に下民を隲(さだ)め、その居を相協する」とあります。天というものは、知らず知らずの内に下民を安じ定め、民のため居をたすけ保ち協力させる、と言う意味です。

王道(リーダー)の日常の行動論のヒントが「陰隲録」と思います。

「陰隲録」の理念で重要な教示は、「志」を立てることとあります。今日の冒頭の「 福は己が創る」は、何千年の時を越えた、訓示であり、なかなか実行できない人生の課題も含まれています。でも、そこには活力の源泉が在ります。

 2,500年前の孔子の教えに、孔子から以前2500年前の「聖王」湯王の自己啓発の訓示を紹介します。仮設ですが、5,000年前?くらいの言葉です。

「まことに日新たに、日日新たに、また日新たなり」

人間、日々暮らす中で、「マンネリ」になるのが常ですが、先人たちも日々の暮らしを、活性化するために、毎日努力をし続けた言葉と思います。

今日、新年に在り、あなたは今年、何を目指すか、為すためにどう動くかしかないと思います。その実現の大基はそれぞれの「心」の在りようと思います。

今年の私の言葉

「烈士暮年 壮心已まず」(曹操)


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Posted by ノグチ(noguchi) at 11:48│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
 
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