小沢一郎判決、号外を出すほどの事件か疑問を持つ。

2012年04月27日

小沢一郎判決、号外を出すほどの事件か疑問を持つ。

 昨日、熊本でも小沢一郎判決で、号外が配られた。そんなに、大変な事件なのだろうか。確かに民主党の最大派閥のトップ、検察の無理な捜査、検察審査会の在り様も含め注目される判決ではあるが、一時代前の自民党政治の名残りにすがっているようにも映ります。

「急な入り用がるから」 金庫に多額(億単位)の現金を置いている。

今朝の地元紙に、作家の高村薫氏が、談話を書いていた。上記の小沢一郎氏の言葉に対して、高村薫氏は、

(以下、転載)
 子飼いの候補者に選挙の度に餅代として金を配るような政治に、「ノー」と言ったはず。そんな政治家である小沢一郎は過去の人であり、一般国民は裁判に関心がない。
 自分たちが今の日本の政治に何を求めているのか、自問自答することが大切だ。小沢一郎はどんな目指しているのか、何も語っていない。(略)

また、談話の中で、政治資金報告書の形骸化、簿外処理が日常化していることを指摘している。金庫の4億円ものお金を、秘書が勝手に扱えること事態が、尋常じゃない話だ。

先輩の社会活動家から、GDPで表せない幸福感があると、語られた。
例えば、我が子の活躍、円満な家庭、政治家の素晴らしいスピーチ、国民が納得する判決、等々。

今回の判決は、法的には無罪かもしれないが、国民が納得する判決になったかは、高村薫氏の言葉からも、程遠い気がする。

小沢グループが元気づくと、メディアは騒ぐが、国民は白けているようにも思う。政府が不退転で臨む、社会保証改革はこれからだが、国民は騒がしいメディア報道に、流されることなく、将来の子どもたちの生活に思いを馳せて欲しいと願うばかりです。



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Posted by ノグチ(noguchi) at 09:13│Comments(0)政治問題(国)
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