長期的展望を持って事に対処せよ

2012年04月03日

長期的展望を持って事に対処せよ

 日常の雑務に追われていると、自分は何をしているか、分からなくなることがある。目先のことに惑わせれてばかりでは、身体が持たなくなる。やはり、長期の視野が、必要と思います。

 長期の視野、展望とは何か?

 中国古典に詳しい作家の守屋洋氏の著書に、次の解説があった。
(以下、抜粋)
 広い視野とは、空間的視野だけでなく、当然、時間的視野も含まれてくる。つまり、長期的展望である。
 動きの激しい時代ともなれば、十年先はおろか、二、三年先を読み通すことだって難しい。(略)

 昨年3月11日に発生した東日本大震災は、誰も予測していなかった大災害であり、日本の国難になりました。兎に角、頑張り通さなければならないのですが、ただ闇雲に頑張っても、無駄が多くなるばかりです。
 一歩引いて、自分を取り巻く環境、日本、世界の動向に分析し、加えて過去の大地震後の社会はどうなったかからも、学ぶ必要があると思います。守屋氏の本にも、次のようなことがありました。
(以下、転載)
 現在の状況を読み取るにしても、ただ、眼前の事態に目をこらすだけではダメだ。過去の思い、未来を展望しながら把握するなら、随分と結論が変わってくるに違いない。(略)

 時代の変化速いが、その流れに遅れては行けないが、走りながらも、片目では長期的展望の思考を絶えず続けておくことを忘れてはならない。
 多忙の中でも、一日三省、の心のゆとりも必要です。「忙中に閑有り」です。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 13:17│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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