リーダー選択、困った時は一番熱心な人物を

2011年04月15日

リーダー選択、困った時は一番熱心な人物を

 幕末の思想家の横井小楠が、リーダーの資質について説いている。

 「心に逆らうことあるも、人を咎(とが)めむることなかれ、人を咎むれば徳を損ず。那為さんと欲する所有るも心を正(あて)にするなかれ、心を正にすれば事を破る。君子の道は身を修むるに有り」。

 (解説)君子とは、現代のリーダー(経営者)で、自分の心に合わない人物の活用は、リーダーの人格を損ない。自分を過信すると、事業(計画)を失敗する。事業の遂行に大事なのは、日々の言動と研鑽にある、の教示を学んだ。

 日本は、国難とも言える有事(東日本大震災)の中でリーダーたちが、色々な意見を言っている。科学者、評論家、ニュースキャスター、そして政治家、経営者、リーダーの資質の一つに「(逃げない)責任」がある。事件、事故の責任をどう取るかが問われる。

 ある本の一節から、リーダーの資質の解説した部分を抜粋。

 「経営者(リーダー)は熱意だけは人に劣ってはいけない。学問や知識は負けてもよい。熱意に劣る者は経営者にしてはならない。順もあり、簡単にはいかぬときもあるが、誰を経営者にするか困ったとこは一番熱心な人にすればいい。人は動く」

 誰をリーダーに選ぶか、無事(平時)の時から、有事を想定して選択をしておくことが大事と思います。

*参考資料:「男の値打ちは何で決まるか」


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:43│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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