「一燈照隅 萬燈照国」~人を離れて、事は無い~(安岡正篤)
2011年02月23日
「一燈照隅 萬燈照国」~人を離れて、事は無い~(安岡正篤)
「平成」の元号を名付けられた昭和の東洋哲学者の故安岡正篤先生の教えを学ぶ関西師友会の熊本支部「熊本市師友会」に昨春から参加して、安岡先生の教示を学び、教室の先輩方の意見を聞いています。多くの示唆と気付きを頂いています。
関西師友会の冊子に、安岡先生の目指され教育指針の一端が掲載されていました。
(以下、転載)
比叡山で修業された伝教大師の「山家学生式」(修業規定)に、
「国宝とは何物ぞ。 宝とは道心なり。
道心有る人を名づけて国宝となす。故に古人は言う、
径寸十枚、これ国宝に非らず。
一隅を照らす、これ即ち国宝なり」
とありますが、安岡正篤先生はこの主旨に共感・共鳴され、「微かなりとも自ら一燈となって、一隅を照らそう。そして千燈遍照・萬燈照国に至ろう」と提唱され、同志・道友と共に相約して来られました。
また師は、「人を離れて、事は無い」とか「一国の興亡は、すべて人物の有無による」という主旨の意義をよく力説され、人間学乃至、人物学の重要性を教示されます。
とくに、人物たることの内容として、
一、活力・気魂・性命力を旺盛にすること。
一、真の元気は、理想精神を持った志気であること。
一、自ら義利を弁え、見識・胆識を養成すること。
一、自ら清廉・正直であり、不変の気節を操守すること。
一、自ら絶えず練磨して、器度や識量を大きくすること。
一、自らの性命を躍動させ、温籍・風格を具備すること。
などを挙げておられます。
このほかにも、先師の教えや箴言、或いは東洋古典から引用された含蓄ある言葉等は無数にありますが、残された多くの著書や講演会の記録をひもとき、勉学にこれ努め、以って各人の人格を高め、一燈照隅の精神で、我が国の発展に寄与したいものと考えております。
(以上、「関西師友会」冊子より)
私は、40歳を越えてから地域の論語輪読会に参加するようになり、欠席の多い塾生ですが、すこしづつ学んできました。私は、異業種交流を中心にして地域活動をやってきました。何を目指すのか悩みの中で、一つに方向を示した本が安岡正篤先生の著書「人間学のすすめ」でした。末尾にあった、人と人をつなぐこと「斡旋の才」という言葉でした。 以来、この「斡旋の才」という教示を心に留め、日々の活動を続けて来ました。
>自ら義利を弁え、見識・胆識を養成する
まだまだ、学問の入り口程度と先輩から市道を受けながら、日々の仕事の合間に学ぶ「論語」の教示は、深く心に響くものがあります。「人間学は、心の育成に有り」と安岡先生は訓示されています。今は亡き、安岡先生の著書や先人の古典から、人生の道しるべを探し続けたいと思います。
<ご案内>
・第8回 新幹線物流実現のための勉強会
「新幹線物流シンポジム」-未来の高速鉄道貨物輸送-
未来の物流システムと、九州の産業活性化の夢を膨らませる機会になればと思っています。熊本県央域だけでなく、九州各地からたくさんの参加をお待ちしています。
記
日 時 2011年02月23日18時~21時
場 所 宇土市民会館大会儀室(定員150名)
熊本県宇土市新小路町123(0964-22-0188)
基調講演 石井幸孝氏(JR九州初代会長)
演 題 新幹線の貨物輸送の未来 60分
パネルディスカッション 80分
参 加 費 1,000円(資料代)
主 催 NPO法人青年協議会
後 援 地域づくり推進協議会、熊本県青年塾、環境共生施設研究所、
問合せ先 NPO法人青年協議会
熊本県宇土市宮庄町430
Tel 0964-27-6011 Fax 0964-27-6211
Email : info@seinen-kyougikai.jp
当日参加ができます。お近くの方は、ぜひ講演を聞きに来て下さい。
(詳しくは)http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1678261241&owner_id=2182841
「平成」の元号を名付けられた昭和の東洋哲学者の故安岡正篤先生の教えを学ぶ関西師友会の熊本支部「熊本市師友会」に昨春から参加して、安岡先生の教示を学び、教室の先輩方の意見を聞いています。多くの示唆と気付きを頂いています。
関西師友会の冊子に、安岡先生の目指され教育指針の一端が掲載されていました。
(以下、転載)
比叡山で修業された伝教大師の「山家学生式」(修業規定)に、
「国宝とは何物ぞ。 宝とは道心なり。
道心有る人を名づけて国宝となす。故に古人は言う、
径寸十枚、これ国宝に非らず。
一隅を照らす、これ即ち国宝なり」
とありますが、安岡正篤先生はこの主旨に共感・共鳴され、「微かなりとも自ら一燈となって、一隅を照らそう。そして千燈遍照・萬燈照国に至ろう」と提唱され、同志・道友と共に相約して来られました。
また師は、「人を離れて、事は無い」とか「一国の興亡は、すべて人物の有無による」という主旨の意義をよく力説され、人間学乃至、人物学の重要性を教示されます。
とくに、人物たることの内容として、
一、活力・気魂・性命力を旺盛にすること。
一、真の元気は、理想精神を持った志気であること。
一、自ら義利を弁え、見識・胆識を養成すること。
一、自ら清廉・正直であり、不変の気節を操守すること。
一、自ら絶えず練磨して、器度や識量を大きくすること。
一、自らの性命を躍動させ、温籍・風格を具備すること。
などを挙げておられます。
このほかにも、先師の教えや箴言、或いは東洋古典から引用された含蓄ある言葉等は無数にありますが、残された多くの著書や講演会の記録をひもとき、勉学にこれ努め、以って各人の人格を高め、一燈照隅の精神で、我が国の発展に寄与したいものと考えております。
(以上、「関西師友会」冊子より)
私は、40歳を越えてから地域の論語輪読会に参加するようになり、欠席の多い塾生ですが、すこしづつ学んできました。私は、異業種交流を中心にして地域活動をやってきました。何を目指すのか悩みの中で、一つに方向を示した本が安岡正篤先生の著書「人間学のすすめ」でした。末尾にあった、人と人をつなぐこと「斡旋の才」という言葉でした。 以来、この「斡旋の才」という教示を心に留め、日々の活動を続けて来ました。
>自ら義利を弁え、見識・胆識を養成する
まだまだ、学問の入り口程度と先輩から市道を受けながら、日々の仕事の合間に学ぶ「論語」の教示は、深く心に響くものがあります。「人間学は、心の育成に有り」と安岡先生は訓示されています。今は亡き、安岡先生の著書や先人の古典から、人生の道しるべを探し続けたいと思います。
<ご案内>
・第8回 新幹線物流実現のための勉強会
「新幹線物流シンポジム」-未来の高速鉄道貨物輸送-
未来の物流システムと、九州の産業活性化の夢を膨らませる機会になればと思っています。熊本県央域だけでなく、九州各地からたくさんの参加をお待ちしています。
記
日 時 2011年02月23日18時~21時
場 所 宇土市民会館大会儀室(定員150名)
熊本県宇土市新小路町123(0964-22-0188)
基調講演 石井幸孝氏(JR九州初代会長)
演 題 新幹線の貨物輸送の未来 60分
パネルディスカッション 80分
参 加 費 1,000円(資料代)
主 催 NPO法人青年協議会
後 援 地域づくり推進協議会、熊本県青年塾、環境共生施設研究所、
問合せ先 NPO法人青年協議会
熊本県宇土市宮庄町430
Tel 0964-27-6011 Fax 0964-27-6211
Email : info@seinen-kyougikai.jp
当日参加ができます。お近くの方は、ぜひ講演を聞きに来て下さい。
(詳しくは)http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1678261241&owner_id=2182841
★『世界で最も貧しい大統領=ウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカ』の言葉
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
<遊び上手>飽かないから遊びなのであって、飽くのは単なるヒマ(暇)つぶしである。〜田辺聖子著『ダンスと空想』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
<消費税3%→5%直前の激務>乗り越えれない試練を天は与えない。
<前途多難、日々新たに>算数(計算)通りにならない人生。〜曽野綾子著『中年以後』〜
人と付き合うとは、違いを許容することから始まる。〜曽野綾子著『人びとの中の私』〜
<遊び上手>飽かないから遊びなのであって、飽くのは単なるヒマ(暇)つぶしである。〜田辺聖子著『ダンスと空想』〜
文明社会には、青年には青年の、老人には老人の、貢献するべき余地がある。〜渋澤栄一〜
<消費税3%→5%直前の激務>乗り越えれない試練を天は与えない。
<前途多難、日々新たに>算数(計算)通りにならない人生。〜曽野綾子著『中年以後』〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 09:30│Comments(0)
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