「菅首相が施政方針演説」~得手に帆をあげて~
2011年01月25日
「菅首相が施政方針演説」~得手に帆をあげて~
■通常国会召集、菅首相が施政方針演説
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1479192&media_id=88
>菅首相、
>「『最小不幸社会の実現』」のために必要なことは、それは国民生活の安心の基盤である社会保障をしっかりさせることです」「国民生活の安心を高める、そのためには国民の皆様にある程度の負担をお願いすることは避けられないと考えます」「内閣は、今年6月までに社会保障改革の全体像とともに、必要な財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の基本方針を示します」
>菅首相はまた、消費税などの税制改革の議論について「負担の議論は、触れたくない話題かもしれない」とした上で、「対策を講じる責任は与野党の国会議員が負っている」と述べ、野党側に対してあらためて超党派の議論を呼びかけた。
国民の関心は、消費税のアップと思うが、施政方針の全文を読むと、日本の国の現状の大変さが少しは分かる気がします。
「無縁社会」「孤族」なる言葉を、新聞紙面でよく見るようになりました。まして、首相の言葉で語られるような大きな社会問題になっていると思います。
自殺者3万人、昨夜妻が出席した三十代前半の男性だが、「どうも、自殺のようだ」と語っていました。自殺が、身近な出来事に常時かし、地方でも当たり前になりつつあります。この点にも、声かけ活動含め、官民協力した病んだ心を再起させる取り組が必要と思います。
>菅首相はまた、環太平洋経済連携協定(TPP)について、6月をメドに交渉に参加するか結論を出す考えをあらためて強調した。
農業の現実は、管首相の語るような国づくりをするには、日本の農業力を下降から上昇へ早く切り替えないと、関税の障壁がなくなった時、耐えれるだろうかと思います。
勧告は、EUやアメリカとの貿易協定で、小麦に生産がほぼゼロになったと聞きます。日本の米には、700%を越える関税がかかっています。肉は15%、他にも色々な国産産業保護策があります。
デフレ傾向の日本では、国民のニーズが「低価格」へむかうことは、更に自分たちの生活環境が下がることに意味しています。「牛丼」が240円という看板を目にします。国民ニーズと国会の議論は、まだまだと遠い隔たりがあるように感じます。
>「国民の皆さんは国会に何を期待しているのでしょうか」「先送りせず、結論を出すことを求めていると思います。国会質疑や党首討論を通じて、その期待に応えようではありませんか。今度こそ、熟議の国会になるよう」
施政方針の中に、国会議員の削減論が提起されていました。国会議員の数を確保するためだけに政党は力を入れているように見え、本来の未来を見据えた議論が足りないように感じます。
これから必要なリーダーの3要素は、時代の変化に気付く「先見力」、人を惹きつける「魅力(磁力)」、最後まで当事者と向き合う「逃げない責任」が必要と思います。管首相の施政方針演説で語られた、多くの課題、提言、政策を、3つの要素に照らし合せ、今後の国政の同行を検証したいと思います。
日本は、戦後、加工貿易で外貨を稼いで来ました。その製造業で、日本のエジソンとも言われた、ホンダの創業者本田宗一郎氏が、良く社員に訓示したこと言葉が、「得てに帆をあげて」だそうです。スピーチの一節得尾紹介します。
(以下、転載)
「私は不得手なことはやらず、得意なことしかやらないことにしている。人生は、゛得手に帆をあげて゛生きるのが最上だと信じているからだ。それゆえ、社員にも得意な分野で働け! と言っている。リーダーというものは、下の連中がなにを最も得意とするかを見極めたうえで、人の配分を考えるのが経営上手と言うものだし、社員の方も、゛能ある鷹は爪をかくさず゛で、自分の得手なものを上役に知らせる義務がある。上役だって神様ではないのだから、そうしてもらわなければわからないだろう。そのくらいのことは、自分が楽しみながら働くためには当然のことだ」
(以上、竹村健一著「『荀子』人生で学ぶべきこと」より)
リーダーは、リーダーの目指すテーマ、支援者(フォロワー)、状況の3つの要件で成り立つ。国政は、フォロワーである国民、状況は日々変化しています。テーマは、その状況、フォロワーのニーズに常に修正が必要です。また、支援者も状況にあわせ学ぶことが必要です。
「第三の開国」と改革を掲げた新政権が、どう船出し、どんな風を帆で受けて進むか、日本の特性を活かすように、「得手に帆をあげて」の方向を示して欲しいと願いします。
今日は、少々長くなりました。
■通常国会召集、菅首相が施政方針演説
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1479192&media_id=88
>菅首相、
>「『最小不幸社会の実現』」のために必要なことは、それは国民生活の安心の基盤である社会保障をしっかりさせることです」「国民生活の安心を高める、そのためには国民の皆様にある程度の負担をお願いすることは避けられないと考えます」「内閣は、今年6月までに社会保障改革の全体像とともに、必要な財源を確保するための消費税を含む税制抜本改革の基本方針を示します」
>菅首相はまた、消費税などの税制改革の議論について「負担の議論は、触れたくない話題かもしれない」とした上で、「対策を講じる責任は与野党の国会議員が負っている」と述べ、野党側に対してあらためて超党派の議論を呼びかけた。
国民の関心は、消費税のアップと思うが、施政方針の全文を読むと、日本の国の現状の大変さが少しは分かる気がします。
「無縁社会」「孤族」なる言葉を、新聞紙面でよく見るようになりました。まして、首相の言葉で語られるような大きな社会問題になっていると思います。
自殺者3万人、昨夜妻が出席した三十代前半の男性だが、「どうも、自殺のようだ」と語っていました。自殺が、身近な出来事に常時かし、地方でも当たり前になりつつあります。この点にも、声かけ活動含め、官民協力した病んだ心を再起させる取り組が必要と思います。
>菅首相はまた、環太平洋経済連携協定(TPP)について、6月をメドに交渉に参加するか結論を出す考えをあらためて強調した。
農業の現実は、管首相の語るような国づくりをするには、日本の農業力を下降から上昇へ早く切り替えないと、関税の障壁がなくなった時、耐えれるだろうかと思います。
勧告は、EUやアメリカとの貿易協定で、小麦に生産がほぼゼロになったと聞きます。日本の米には、700%を越える関税がかかっています。肉は15%、他にも色々な国産産業保護策があります。
デフレ傾向の日本では、国民のニーズが「低価格」へむかうことは、更に自分たちの生活環境が下がることに意味しています。「牛丼」が240円という看板を目にします。国民ニーズと国会の議論は、まだまだと遠い隔たりがあるように感じます。
>「国民の皆さんは国会に何を期待しているのでしょうか」「先送りせず、結論を出すことを求めていると思います。国会質疑や党首討論を通じて、その期待に応えようではありませんか。今度こそ、熟議の国会になるよう」
施政方針の中に、国会議員の削減論が提起されていました。国会議員の数を確保するためだけに政党は力を入れているように見え、本来の未来を見据えた議論が足りないように感じます。
これから必要なリーダーの3要素は、時代の変化に気付く「先見力」、人を惹きつける「魅力(磁力)」、最後まで当事者と向き合う「逃げない責任」が必要と思います。管首相の施政方針演説で語られた、多くの課題、提言、政策を、3つの要素に照らし合せ、今後の国政の同行を検証したいと思います。
日本は、戦後、加工貿易で外貨を稼いで来ました。その製造業で、日本のエジソンとも言われた、ホンダの創業者本田宗一郎氏が、良く社員に訓示したこと言葉が、「得てに帆をあげて」だそうです。スピーチの一節得尾紹介します。
(以下、転載)
「私は不得手なことはやらず、得意なことしかやらないことにしている。人生は、゛得手に帆をあげて゛生きるのが最上だと信じているからだ。それゆえ、社員にも得意な分野で働け! と言っている。リーダーというものは、下の連中がなにを最も得意とするかを見極めたうえで、人の配分を考えるのが経営上手と言うものだし、社員の方も、゛能ある鷹は爪をかくさず゛で、自分の得手なものを上役に知らせる義務がある。上役だって神様ではないのだから、そうしてもらわなければわからないだろう。そのくらいのことは、自分が楽しみながら働くためには当然のことだ」
(以上、竹村健一著「『荀子』人生で学ぶべきこと」より)
リーダーは、リーダーの目指すテーマ、支援者(フォロワー)、状況の3つの要件で成り立つ。国政は、フォロワーである国民、状況は日々変化しています。テーマは、その状況、フォロワーのニーズに常に修正が必要です。また、支援者も状況にあわせ学ぶことが必要です。
「第三の開国」と改革を掲げた新政権が、どう船出し、どんな風を帆で受けて進むか、日本の特性を活かすように、「得手に帆をあげて」の方向を示して欲しいと願いします。
今日は、少々長くなりました。
★『世界で最も貧しい大統領=ウルグアイ元大統領 ホセ・ムヒカ』の言葉
<第二次世界大戦の検証>一度は行きたかった「大刀洗平和記念館」に行ってきました。
<社会の転機は4代目?>て開いた本『歴史と人生』(半藤一利著)に、軍事や憲法9条に係る文が
<5類にランク下げ決定>3年3ヶ月、コロナ禍もいよいよインフルエンザ並みに変わることになりそう。
<郡築争議100年>田中正造研究会(熊本市)の塾生仲間の内田敬介氏の素晴らしい提言に読み入りました。
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
<第二次世界大戦の検証>一度は行きたかった「大刀洗平和記念館」に行ってきました。
<社会の転機は4代目?>て開いた本『歴史と人生』(半藤一利著)に、軍事や憲法9条に係る文が
<5類にランク下げ決定>3年3ヶ月、コロナ禍もいよいよインフルエンザ並みに変わることになりそう。
<郡築争議100年>田中正造研究会(熊本市)の塾生仲間の内田敬介氏の素晴らしい提言に読み入りました。
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 10:34│Comments(0)
│政治問題(国)
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