詩『青春(YOUTH)』(ウルマン作)~青春とは心の在り方

2010年08月16日

詩『青春(YOUTH)』(サミュエル・ウルマン作)~青春とは心の在り方~

 子供から大人まで読める、生活の規範書「菜根譚」を分かりやすく証した本、(株)サンリオの社長の辻信太郎氏がまとめた、「みんなのたあ坊のさいこんたん(菜根譚)
」があります。

 言葉は、ひろがなで、小学校一年でも解かるように書いてあります。大人が本旨が解かるように解説がありますので、大人も勉強できます。一冊家庭にあると便利です。
 
 さて、その本の末尾に紹介されている詩があります。これは、下記の「青春」と言う詩ですが、有名になったきっかけは、太平洋戦争のはじめ、フィリピンからアメリカ軍が退却した、地下司令部のマッカーサー総司令官の部屋の壁に掛かったいたことから、日本に知られ、口伝えに広がったものです。

 この気持ちを持ち付けることこそ、青春の中にあると言えると思います。 


『青春(YOUTH)』(サミュエル・ウルマン作)

青春とは人生のある時期を指すのではなく、精神の在りかたを指すのです。

優れた創造力、たくましい意志、燃えるような情熱、

臆病な弱い心を打ち破る勇気、困難に負けない冒険、

このような心の在り方を青春と言うのです。

人は年齢を積み重ねるだけで老いるのではなく、

生きていく希望を失った時、初めて老いるのです。

年月は皮膚にしわを増やすが、生きる情熱をなくすと、

その人の心にしわが増えるのです。

人は、七十歳であろうと、十六歳であろうと、

心に変化を求め続け、万物への尊敬の念を抱き、決してへこたれず、

子供のような探究心と生きる喜びを持ち続けば、その人は青年です。

人は信念を持つことによって若々しく、
疑念を抱き続けると老いてしまう

人は自信を持つことによって若々しく、
臆病に生きることによって老いてしまう

希望を持つ限り若々しく、
落胆して生きることによって老いてしまう

自然の美しさ、神の恵み、人間の勇気の力を偉大なものと考える限り、

人の若さは失われることはありません。

悲しみが心を覆い、深い憎しみに心を固く閉ざしてしまった時に、

人は老い、やがて神にすがるしかなくなってしまうのです。


*参考資料:辻信一郎編「みんなのたあ坊のさいこんたん(菜根譚)」(サンリオ)


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Posted by ノグチ(noguchi) at 07:33│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
 
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