<出したい人を選ぶ>お互いに侵さず侵されず、平等にいっしょにの発想は不可能なこと。〜曽野綾子語録〜

2021年10月19日

<出したい人を選ぶ>お互いに侵さず侵されず、平等にいっしょにの発想は不可能なこと。〜曽野綾子語録〜

ここ三月ほど、論語を含む中国古典を読み入っていた。目先を変えて日本のベテラン作家の言葉にかえってみた。

その一文が以下です。『いい人をやめると楽になる』の中にありました。

(以上、本より)

 皆が平等に、いっしょに、という発想は不可能なことだ、と私は思っている。人間にはお互いに馴染めない生き方や考え方をする人というものがある。しかしだからといって相手が邪魔なのではない。お互いに侵さず侵されず、相手の生活をきっちりと幸福に守らなければならない。〜『悪と不純の楽しさ』〜
(以上、本より転載)

家族、夫婦といえども、侵されない部分(生活時間)がある。それを費やすだけの意味ある活動があるのか?

人間の生業の中で、目的は何か?

常に問われるのが、賛同ではないのか?

社会活動は、個人活動を巻き込むことになります。その際たるものが選挙であり、市民活動ではないかと思います。

今、衆議院の総選挙の最中です。

この選挙に対する意見を述べる市民活動(ロビー活動)が盛んになっています。

それぞれに、家族に犠牲を強いる活動でもあります。

社会正義のために何を目的にやるのか?

しかし、身内の苦労がついてくる。

何か、解決策はあるのか?

100年前から続く、政治の課題でもあります。

憲政の神様、尾崎行雄は、"出たい人より、出したい人"を90年前から訴え続けた政治家です。

国政に"出したい人"に、ぜひ投票してください。そうすれば、少しづつですが、政治が変わって行きます。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 22:00│Comments(0)政治問題(国)哲学、人生
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