結婚生活の成就は、人間が全力をあげて守るに値する難事業。〜瀬戸内寂聴〜

2021年05月24日

結婚生活の成就は、人間が全力をあげて守るに値する難事業。〜瀬戸内寂聴〜

今日は雨も降らないので、やり残した家の外仕事をやらねばと思うところですが、書斎の机に有った書店のブックカバーで包装した本?を開くと瀬戸内寂聴さんの著書でした。

これいつからあるのだろう?

開くと、瀬戸内寂聴著『生きることば あなたへ』で、以下の一文が目に止まりました。(以下、本より)

 夫婦の間、あるいは家庭というものは、夫と妻が、相当本気で全力投球で守ったり築いたりしなければ、持ちこたえられないもので、結婚生活の成就ということは、人間が全力をあげて守るに値する難事業かもしれません。
(以上、本の「3.くるしみ」より)

テーマ3「くるしみ」の解説に、以下があります。

人は不幸を味わうほど
人の不幸やいたみに敏感になることができるのです。
それは神仏がくるしみの代償として
与えてくれる恩寵(おんちょう)です。
〜瀬戸内寂聴〜

夫婦は、一生の中で一番一緒の時間を過ごす人。

だが、職場の人の方が色々と語っているかもしれません。

コロナ禍以前は、早朝に家を出たら深夜に帰宅する人もいたと思います。家族と顔を合わせるのは、朝と日曜日だけの時もあります。

しかし、コロナ禍で、自宅勤務の方も増えています。勝手か違って戸惑いもあるでしょうが、家庭をかえりみる機会になっていることは間違いないと思います。

家庭を築くとは何か?

家を建設するとは違う、人と人の関係構築の時間、夫婦もさまざま形かあるとは思います。

瀬戸内寂聴さんの

>結婚生活の成就ということは、人間が全力をあげて守るに値する難事業

私も結婚生活が、そろそろ40年に近づいいます。時の過ぎるのは早いものです。


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