川辺川流水型ダム資料の「緊急放流」試算資料を会議直後に廃棄した。〜ダム議論は長くなる〜

2021年05月07日

川辺川流水型ダム資料の「緊急放流」試算資料を会議直後に廃棄した。〜ダム議論は長くなる〜

国土交通省九州地方整備局(以後、九地整)は6日、異常洪水時防災操作(緊急放流)に移行すると試算した資料を廃棄していたことを明らかにした。
(以上、本日熊日朝刊3面より)

また末尾の記事を抜粋すると、

 九地整は「協議の途中段階で作成した資料で、最終的な意思決定に与える影響がないものとして長期の保存は必要ないと判断した。資料にあったデータを隠そうとした意図はない」と説明。(中略)

 熊本大法学部の原島良成准教授は「市長村長に示した試算が公開に適さないほど未熟とは考えにくい。ダムのリスク評価と密接に関わるデータが「意思決定に与える影響がない」との説明は不合理だ。適切に保存・公開して議論を喚起すべきだ」と指摘した。
(以上、熊日記事より)

川辺川ダムは、何十年もかけて廃止が決定された。昨年の豪雨で、また建設の要望から、新発想の「流水型ダム」が提示されたが、なかなか議論が出来ない状況から、データを削除したのではないのか?

ダム議論はこれからも続くと思いますが、まずは今夏の大雨に対する緊急工事を実施して、流域住民の命と安心を取り戻してほしい。

川辺川流水型ダム資料の「緊急放流」試算資料を会議直後に廃棄した。〜ダム議論は長くなる〜
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