石炭から石油、原子力、さらに再生可能エネルギー源へ〜日本は資源のない国、世界の3番手ではいけない〜

2019年12月22日

<世界商社ランキングベスト10に日本が7社>石炭から石油、原子力、さらに再生可能エネルギー源へ〜日本は資源のない国、世界の3番手ではいけない〜

私は一度、三池争議を丸一日かけて調査(勉強)したことがあります。これをやったきっかけは、まちづくりの指導を受けた東海大学名誉教授の故高宗昭敏氏からの言葉です。環境問題に関心があるのであれば、日本のエネルギー転換の現場、三池炭鉱の労働争議「三池争議」については、ちゃんと理解していなさい、と。

それを言われたのは、10年以上前の話です。それから2〜3年経ち、大牟田市図書館へ出向き、朝から夕方まで資料を読み続けました。

日本のエネルギーが、石炭から石油へ替わる転換点に、三川鉱の炭塵爆発事故、その後の三池争議が起こりました。いまだに、炭塵爆発の患者は、治療を受けていると、説明でありました。

本日の世界最先端の採炭技術的と機械化と安全性に至るまでの道のりの起点となったのが、危険極まりない現場で起きた炭塵爆発事故でした。

当時、国はエネルギー源の中心を石油への転換する方向転換の時期にあった。私のまちづくりの師匠である高宗先生は、まだ大学講師時代でしたが、争議の裏方をしながら、国が政策転換をする場面を研究していたとも語っておられました。

7年ぶりに、大牟田市石炭産業科学館を訪れて、歴史ボランティアの方から炭塵爆発事故のことを聞き、大牟田市図書館で調べた記憶を思い出しました。

実は、近々大きなエネルギー源の転換期が来るのではと思っています。石炭、石油、原子力、そして再生可能エネルギーへ、地球温暖化の危機的状況から、企業転換の大変革、企業の生き残りが問われているように思います。

先週、世界最大のサウジラビアの石油会社が株式公開へ踏み切った。産油国の利権に安住している時代は終わったとの、危機感からではないかと思います。

中国が、地下資源を使う自動車を禁止する。(中国は原発推進?)それ以前に、ヨーロッパは、その先を走る政策を打ち出します。果たして日本はどうするのか?

小泉環境大臣の的を外れた国連でのスピーチには失望しています。

これは私の視点ですが、日本の石炭採掘産業は終わり(釧路に一ヶ所存在)ましたが、石炭輸入会社として厳然と残っているから、小泉環境大臣の逃げた発言になっているのではないか?

鳩山一郎が、函館に大きな精油施設があるのに(支援を受けているのに)、再生可能エネルギー推進を打ち出したことで、地元の反発を食らった、ことも。

まだまだ、発電を中心に日本のエネルギー源を支える石炭(輸入)産業は、厳然と生きているように感じでいます。

実は、世界の中で、貿易会社である商社ランキングで、日本が、トップ10に7社から入っているて、ご存知ですか?

*大牟田市石炭産業科学館を訪れて思ったことを書きました。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 21:16│Comments(0)政治問題(国)
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