おてもやんTOPへおてもやんトップへ
おて姫からのお知らせ
今すぐブロガーになろう!メンバー登録はこちら

〈責任の3ヶ条〉対応にも志が必要と思います。志とはなにか?

2013年01月12日

〈責任の3ヶ条〉対応にも志が必要と思います。しかし、志とはなにか?

「志」とは、高貴な香りがするそうだ。
また志は、周りから少し上にあり、人を引き付ける魅力があると人生の訓示集にあった。

志の意味、思いはそれぞれにちがいますが、元ソフトバンクの役員で、ネット型大学院を運営するSBIホールディングスCEOの北尾吉孝氏の著書『何のために働くのか』の末尾に、志の解説がありました。

(以下、転載)

志というのは決して難しいものではなく、誰でも持てるものなのです。公のために自分ができることを生涯通じてやり抜いて、あとに続く人々への遺産にする――これが志というものです。
(以上、『何のために働くのか』より)

>自分ができることを生涯通じてやり抜いて、あとに続く人々への遺産にする

納得はできるが、果たして日々の行動につながっているかというと、反省ばかりがつきまといます。

今朝の朝刊に、「天草観光に思う」の題で、地方紙の天草支局が、天草観光に関わる部署の窓口対応のまずさを指摘している。中身を整理すると、

観光協会に電話すると、
「詳しいことは商工会の支部に」
その支部に電話すると、
「市の商工観光課が集約している」
その商工観光課に電話すると、
「担当者が不在」
ようやく捕まった担当者の言葉は、
「詳しくは観光協会で」
記者は、まるでコントのようなたらい回しに、あきれかえった、と。

「志」とまでは言わないが、日常のコミュニケーションが取れてないし、責任の所在が曖昧、無責任が常態化しているようにも感じます。

世界最大の広告代理店「電通」の4代目社長の故吉田秀雄氏は、電通の社訓となった『電通鬼十則』を書いた率先垂範の経営者ですが、「鬼十則」とセットの「責任の3ヶ条」も作っている。

1. 命令・復命・連絡・報告は、その結果を確認しその効果を把握するまではこれをなした者の責任である。その限度内に於ける責任は断じて回避出来ない。

2. 一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たなければならぬ。一を聞いて十を誤る如き者は百害あって一利ない。正に組織活動の癌である。削減せらるべきである。

3. 我々にとっては、形式的な責任論はもはや一片の価値もない。我々の仕事は突けば血を噴くのだ。我々はその日その日に命をかけている。
(以上、植田正也著『電通鬼十則』より)

上記の3ヶ条の意識を、天草観光協会の窓口担当者にあれば、もっと違った対応をするし、商工会の支部も、市の商工観光課も、対応が違っていたと思います。

>その結果を確認しその効果を把握する

何をか尋ねるために電話した方の気持を考えた、各地の観光当局の窓口担当者は、地域のもてなしの看板を背負っていると意識した対応を望みます。

このような対応にも、公の志を意識しているか、いないかで、後々人生が違ってくる気がします。
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:10Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他