(地震・風水害・火山+地球災害)異業種交流会「夏の会」報告
2008年07月26日
熊本地震マップ
(熊本の地震・風水害・火山+地球災害)異業種交流会「夏の会」報告
昨日も熊本は暑かったです。猛暑日の続く熊本で、異業種交流会「夏の会」を開催しました。テーマは、「地震、雷、火事、親父」で、熊本、九州、日本、地球の防災まで話が広がり、人間の一生の短さと、地球の歴史の長さを確認した気がしました。
・異業種交流会の歴史
私の主催する異業種交流会は、多忙な人たちが出会う場にと、11年前に起こし、細々と、「四季の会」と年4回続けてきました。講演会を35回、建築関連技術研修会を8回を開催し、リピーターを含め延べ1500名を越える方が参加し、私自身は約1,200名の方と意見を交わすことができ、その半分と現在交流を持たせていただいています。
忙しい時代の交流会ですから、「当日、都合付いたから参加する」ことをOKにしているので、昨日も、当日参加組みが4名居られました。嬉しい限りです。
「講演会」
・地震
さて、渋谷先生のお話は、まず地震から始まりました。昨日の東北の地震から、熊本に震度6強の地震の発生する確率、30年間で5%と聴いた時、やはりあるのかと思いました。今話題の東南海沖地震は、30年間でほぼ100%と語られていました。地震予知発生確率の地図にも、相当高い確率になっていることがかかれ、「みなさんが生きている間に起る」と表明され、後の質問の回答に、関東大震災以後状況から東海沖地震、関東大震災等の危険度を考えると、関東方面に生きる人々、訪問する人は、地震はあるものと頭に置いて生活をする事が大事とも語って居られました。
・風水害
次に、雷と言うか、雷に縁のある雨が、熊本はとんでもなく多いし、量も半端じゃない。また、台風も多く襲来し、甚大な被害を受けた歴史を話されました。我家の建設のきっかけは、16年前?の13号台風が山林の杉桧を150本近く倒したのが始まりでした。九州は、大雨と台風は要注意です。
年間雨量(赤=全国、水色=熊本)
・火山災害(火事)
次に、火事、実は火山災害の話でした。
熊本は、江戸期に雲仙の前山が有明海に向かって崩壊し、有明海の海を押し出し、対岸の熊本県沿岸に大津波が起り、約15,000名に命を奪ったことが有ります。私の住む地区の沿岸では、9名だけでしたが、西部の漁村は壊滅的な被害が有ったと長老の口伝えで利いています。その津波高さ、9メートル以上あったと、県の歴史研修会で聞きました。崩壊のすごさを物語っていると思います。
火山では、阿蘇山が古代に4回噴火をしたそうです。その火砕流は遠く大分県の沿岸、宮崎県沿岸、熊本の有明海の砂は、火砕流の残がいと聞いたことがあります。この火砕流の一部が、継体天皇の棺になった、馬門石(阿蘇ピンク石、凝灰岩)なりました。この馬門石は、私に住む宇土市ある一角でしか出土しません。
阿蘇が噴火すると、その灰は遠く東シナ海まで広がったと言われています。最近、世界の大噴火といえば、ピナツボ火山がありますが、その灰は世界中へ広がり、その年の平均気温が1度下がり、農作物の不作が世界中で起っています。渋谷先生曰く「地震よりも火山の被害が甚大」と話されました。
・歴史上の大災害(親父)
次に、地球の歴史上の大災害の紹介ありました。
・氷河期
・隕石の衝突
・磁場の逆転
・太陽の活動拡大
・他
45億年の歴史上分かっていることは、全地球の種が9割以上消える大災害が4度あったよこと。恐竜の死滅は、その一つだとも語られました。
世界で見つかっている巨大隕石の大きさは、直径10kmあったそうです。たぶん衝突当時は、爆風で塵ホコリで世界中の空を覆いつくし、日照を遮り作物が枯れ、生き物の相当死んだと思われると語れました。
・防災をどう捉えるか
最後の結論は、色々な防災の完璧性が取られる裁判、川辺川の水量があるが、地球の歴を考えると、防げる完璧な防災を実現する事が出来ない。だから、人それぞれがどんな防災を望むか、準備するかは、自分しだい。最後の字幕は、「人は考える葦である」、要は「自分で防災に限界(限度)をどの程度、どのエリア、にするか考えるしかない」とアドバイスされました。
・交流会
交流会には、23名が残られいつもの如く、にぎやかな意見交換がどこかしこで繰り返されました。今回は、福岡から「海外から留学生の日本での就職先探しのために、地元企業と留学生たちの出会いの場づくり」に取り組み活動している方も来られ、多方面の意見交換もできていました。
交流会スナップ(中央が渋谷氏)
・感想
30年間に南海、東南海、東海の大地震が起る確率は、100%に近い状況で発生すること。熊本も震度6強の地震が30年間で発生する確率5%程度あること。風水害、火山災害、歴史上では、地球の生物・植物が絶滅する危機が4度あったこと。
最後の防災は、「人は考える葦である」が表わすように、自分自身がどう対処するかにかかっているの教示には、その時代に生きた人間の「天命」みたいなものがあり、それをどう受け容れるかにかかっていると思いました。
少々長い、「夏の会」の報告なりました。
人を招く、人に招かれる。出会いの演出はなかなか難しいですが、人間を育てる場でもある。〜異業種交流会「四季の会』〜
環境と経済の両立を目指す「2005.フューチャー500国際シンポジウムin北京」に参加
<異業種交流会「秋の会」>「世界平和へ旅しよう。女性の視点で世界を見聞し伝えるセミナー
<世界平和へ旅をしよう>異業種交流会「四季の会」・秋の会(望年会)のご案内です。
あと23日となりました。手づくり作家作品展示交流会「第4回オリジナルinうと」の開催が近づきました。
<老後の学び>講演会やセミナーでの質問タイムに、持論を語る高齢者に呆れる。若者たちの学ぶ機会を奪うのはやめたが良い。
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Posted by ノグチ(noguchi) at 10:04│Comments(0)
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