<偶然とチャンスは違う>行きがかりというかなりゆきで成功したと思える事業は、決して長続きはしないものだ。〜西郷隆盛〜

2021年04月25日

<偶然とチャンスは違う>行きがかりというかなりゆきで成功したと思える事業は、決して長続きはしないものだ。〜西郷隆盛〜

以前、だいぶ前にも羽田空港で、10年以上、熊本で会えない市民活動家に、偶然に出会います。

「お久しぶりです。ここで会うとは?」

「ですね!、近々語ることがあります」と、その後半年間、頻繁に会うことになりました

チャンスとは、偶然なのか?

それは違う、と明治の元勲の西郷隆盛は語っています。現代語訳から、

(以下、本より)

 一般に言われる機会とは、たいてい思いもかけず成功したといった好機(チャンス)をさしていわれる。
 しかし、真の機会というのは、道理に敵い、そのときの勢いを細部まであきらかにした上で、行動する機会(タイミング)ということでなければならない。
 通常は、天下国家を憂える真の心をあまり持たないのに、行きがかりというかなりゆきで成功したと思える事業は、決して長続きはしないものだ。
(以上、『西郷南洲遺訓』より)

"人は出会うべくして出会う、遅くもなく、早くもなく"

これは本当でしょうか?

この言葉には無い、別の訓示が西郷隆盛隆盛の言葉に集約されています。

>道理に敵い、そのときの勢いを細部まであきらかにした上で、行動する

1.道理に敵い:時節、人間関係、本人の思い、等々

2.勢い:仕事、関心されているか、"人・財・物"が充実しているか

3.細部まであきらかに:将来計画はあるか、周辺調整はできたか

4.行動する:知行合一の決断行動でるか

この四つが揃って初めて、機会(チャンス)を得る資質が備わり、そこで最も大事なのが"タイミングなのです。

タイミングは二度ない!

常に四つのことを準備し続けれるか。

そして"今"と決断し行動でるか?

そこが人生の分かれ目(タイミング)です。これを、明治維新の功労者・西郷隆盛が「庄内藩の若者」に語っていました。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 20:09Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他