<初心忘るべからず>初心の時の不細工でぶざまでへたくそな時のことをずっと覚えておけ!〜世阿弥〜
2021年04月22日
<初心忘るべからず>初心の時の不細工でぶざまでへたくそな時のことをずっと覚えておけ!〜世阿弥〜
能の創始者とも言われる世阿弥が、悩み続けてい"芸の道"について語った文の解説に以下の言葉がありました。谷沢永一編著『名言の知恵、人生の知恵』より、
(以下、本より)
世阿弥が言っているのは、「初心の時の不細工でぶざまでへたくそなとかのことをずっと覚えておけ!そうでないと昔の悪い癖・下手な藝は上手くなったときでもついぽろりと出てしまうものだから注意しておかなければならないのに、気づかず演じてしまう。しかも上手になって自分の下手な時代を忘れてしまっていては、藝に対して鼻高になってしまうからだ」と解釈している。我々現代人、ことに一人前になった大人にも通じる箴言である。
(以上、『名言の知恵、人生の知恵』より)
是非初心不可忘。
時々初心不可忘。
老後初心不可忘。
三ヶ条の口伝在り。
と厳しく自らの生き方を問うています。
「初心忘るべからず」
現代人にも通じる箴言であり、新しく職場に就いた人への訓示です。
また世阿弥は、後半生(熟年期)以降の身の処し方についても語っています。
(以下、本より)
歳を取ったらできるだけ手数を減らし、派手な舞をするな、そして、ここでは触れていないが、若手を立てて芸を伝えていけということも言っている。美しく歳を老いるというのは難しいことだが、世阿弥の書にはそのヒントが多く隠されている。
(以上、『名言の知恵、人生の知恵』より)
よく古典に学べとありますが、自分の学びにつながる古典に出会うかが大事で、なんでも古るい書物が正しいとはならない。能という古典芸能に一生を費やした世阿弥の言葉は、文化的な活動に関わる人には参考になると思います。
また芸術の世界で、生きていくのに必要な知恵と老いてからの立ち位置にも参考になる言葉を残していると思いました。
>美しく歳を老いるというのは難しいこと
今朝の読者は、そろそろ私も若い世代の役割づくりをする時期に来ている!と思った、世阿弥の訓示でした。
能の創始者とも言われる世阿弥が、悩み続けてい"芸の道"について語った文の解説に以下の言葉がありました。谷沢永一編著『名言の知恵、人生の知恵』より、
(以下、本より)
世阿弥が言っているのは、「初心の時の不細工でぶざまでへたくそなとかのことをずっと覚えておけ!そうでないと昔の悪い癖・下手な藝は上手くなったときでもついぽろりと出てしまうものだから注意しておかなければならないのに、気づかず演じてしまう。しかも上手になって自分の下手な時代を忘れてしまっていては、藝に対して鼻高になってしまうからだ」と解釈している。我々現代人、ことに一人前になった大人にも通じる箴言である。
(以上、『名言の知恵、人生の知恵』より)
是非初心不可忘。
時々初心不可忘。
老後初心不可忘。
三ヶ条の口伝在り。
と厳しく自らの生き方を問うています。
「初心忘るべからず」
現代人にも通じる箴言であり、新しく職場に就いた人への訓示です。
また世阿弥は、後半生(熟年期)以降の身の処し方についても語っています。
(以下、本より)
歳を取ったらできるだけ手数を減らし、派手な舞をするな、そして、ここでは触れていないが、若手を立てて芸を伝えていけということも言っている。美しく歳を老いるというのは難しいことだが、世阿弥の書にはそのヒントが多く隠されている。
(以上、『名言の知恵、人生の知恵』より)
よく古典に学べとありますが、自分の学びにつながる古典に出会うかが大事で、なんでも古るい書物が正しいとはならない。能という古典芸能に一生を費やした世阿弥の言葉は、文化的な活動に関わる人には参考になると思います。
また芸術の世界で、生きていくのに必要な知恵と老いてからの立ち位置にも参考になる言葉を残していると思いました。
>美しく歳を老いるというのは難しいこと
今朝の読者は、そろそろ私も若い世代の役割づくりをする時期に来ている!と思った、世阿弥の訓示でした。