「時に赴く」と「四時軒」:易経と横井小楠。<地域の人の頭の中にある生きる季節の知恵に学ぶ>

2021年04月06日

「時に赴く」と「四時軒」:易経と横井小楠。<地域の人の頭の中にある生きる季節の知恵に学ぶ>

今朝のウォーキングは12kmほどを歩きました。早足ではなく、時速5km/hくらいでしょうか。ぼちぼちと歩くと、けっこう距離も延びるものです。

さて、昨日に初めて語る人がいて、語ってみると同級生の従兄弟の方で、私の地元にも縁が深く、「応援してますよ」と励まされた。地域を時折回ると意外な出会いがあるものです。

こんな出会いもタイミング(間)があるように思います。

今日は4月5日、『易経一日一言』に書かれたことは、

(以下、本より)

時に赴(おもむ)く

変通とは時に赴くものなり。

【訳文】
 変化に通じていくとは、冬が春になって種を蒔き、順調に暖かくなり、種が芽生え、成長することである。
 「時に赴く」とは、時に背かず、適した行いをすること。種蒔きでいえば、春を待って蒔くということである。
 時に趣くならば、物事はより良く変化して、目的を達することができるだろう。
(以上、『易経一日一言』より)

私は種蒔きはしていませんが、毎年同じ時期に同じ行いを繰り返す。地道に、コツコツとやり続けていけば、目的に近づくことが可能となる。

春夏秋冬、毎年の季節は変わらずに来る。春に種蒔き、夏に成長して、秋に実りを得る。冬は我慢、特に今年の冬は寒かったですから、春の息吹は待ち遠しい。

横井小楠の私塾は「四時軒」と称していました。四時は、季節の意味があります。毎年変わらずに農家の人は稲作取り組む。人は、季節の変化に合わせて作業する。政治もまた、季節に合わせて役割を果たす。

行政は、地域社会の季節に合わせて政策を進めることが大事。昨日の出会いでの会話から、地域を時期に合わせて回る意味はあると思いました。

「時に赴く」と「四時軒」

地域の季節を知ることは大事ですし、人と語ることが必要と思いました。

今は、コロナで人が集うことが難しい時代、ならば出向き語る機会を自ら創るのが必要なことと思います。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:47Comments(0)マイライフ政治問題(地方)地域政策