<コロナ渦後の地方の国際化>ダイバーシティの学校経営から見える社会

2020年12月12日

<コロナ渦後の地方の国際化>ダイバーシティの学校経営から見える社会

今朝4時5分からのNHKのインタビュー番組「明日への言葉」に、京都精華大学学長のウスビ・サコ氏(マリ共和国出身)が、海外留学生を増やしての大学経営と多国籍の多様性について語られました。

労働現場に欠かすことができなくなった技能実習生、農業実習生の海外からの労働者の皆さん、大学の存続に多国籍化が不可欠になっているのだなぁ、と話を聞いていました。

熊本県内にも、宇土市にも、海外からの技能実習生がいるのが普通になっています。一昨年春の日曜日、桜が咲く時期に開催したフットパス・モニターツアーで見た風景は、桜で人気スポットの宇土市の立岡自然公園には、ベトナム、中国、さらに観光ツアーで韓国の若者たちが、桜の花見で、バーベキューやお弁当開き、散策と、まるで海外の桜の公園にいるようでした。

今年は、コロナ渦で全く違う風景になりましたが、感染が収まれば、また国際的な環境が地方にも戻ると思います。国際化の流れは変わらないので、それを想定してコロナ渦後の対応が必要だなぁ、と今朝の放送を聞きながら考えていました。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:40Comments(0)新技術、新潮流

「人間は原子力エネルギーによって生きてはいけず、逆に滅んでいくだけだ。

2020年12月12日

<最新技術は幸福をもたらすのか?>「人間は原子力エネルギーによって生きてはいけず、逆に滅んでいくだけだ。たとえ原子力エネルギーが平和目的にのみ使われたとしても」〜マルティン・ハイデッカー(ドイツの哲学者)〜

原子力の研究者の一人・アインシュタインはドイツ生まれ、原子力の父とも言われる。ハイデッカーは、ドイツの哲学者。だから原子力について語ったのではないのか。

冒頭の言葉は、科学雑誌に書かれたものではなく、ある詩人に捧げたエッセイの中にある一文だそうです。

また、以下のことも書かれている。

「原子力の平和利用が人間の全ての目標設定と使命を規定するようになると、人間は自らの本質を失わねばならぬ」とも言った。

この言葉は、50年以上前に書かれていて、その予言通り、20世紀後半は、原子力発電所の事故が続きました。

日本の最大の原子力事故、東日本大震災の福島第一原発の事故です。町がいくつも避難させられ故郷に帰れない。

ソ連のチェルノブイリ原発事故

アメリカのスリーマイル島原発事故

世界の原子力発電事故の教訓が福島第一原発に活かされなかった。地震国の日本なのに、地震があること、どんな影響を受けるか、忘れていたのでは?

>人間は自らの本質を失わねばならぬ

ハイデッカーの言葉から、日本人は最先端の科学技術を盲信してしまうのではないか?と思いました。

すごい科学技術でも疑うことを忘れてはいけない。そんなことを、ハイデッカーは語ったのかもしれません。

*参考資料:金森誠也監修『世界の名言100選』より  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:39Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他