努力をしなかったのだから、それだけの結果しかもらえなかったのだ。日本は公平な国なのである。〜曽野綾子〜

2020年12月23日

<Time is money>努力をしなかったのだから、それだけの結果しかもらえなかったのだ。日本は公平な国なのである。〜曽野綾子〜

(少々長い文、お時間ある時にお読みください)

朝から手厳しい意見ですが、作家の曽野綾子さんの言葉には、これまで出会った人を検証すると納得する場面がいくつも出てくる。冒頭の言葉の前にあるのが、以下の文です。

(以下、『ただ一人の個性を創るために』より)

人並みなことをしていては、人並みかそれ以下にしかならない。もちろんそれでよければ、努力などという野暮なこともしない自由も残されている。しかし、その場合には運命に不平を言わないことだ。(中略)

かつて、"苦労は買ってでもしろ"と言われていた時代がある。ゆとり教育が叫ばれてから、努力などという言葉が薄れて来ているのでは、と感じる風景を見る。

(以下、本は以下の言葉で締められている)

人よりおもしろい人生を送りたければ、徹底して自分の時間と自分の運命の支配になることだろう。その場合、幸運は比較的たやすくその人に微笑みかける。私は今までたくさんの人たちの生涯を見てきた。戦後60年近く続いた平和のおかげでもあるが、少なくとも日本人はそれぞれの才能と努力に対して、実に公平に報われてきたという事実を見てきたと言える。
(以上、本より)

>人よりおもしろい人生を送りたければ、徹底して自分の時間と自分の運命の支配になること

チコちゃんではないですが、

(日々の生活で)"ボーッとしてんじゃないよ!"ということだろう。

何も考えなくても、1日、1時間、1分は過ぎていきます。

昭和の東洋哲学者・安岡正篤氏の日課は、朝の目覚めは未だ暗い未明に一人起き、今日一日に何をするか考えることから始まる、と本で読みました。

夜遅くまで起きて、あるいは夜遅くまで飲んで、夜遅くまでテレビを見て、朝は時間ギリギリに起きて、バタバタと出勤する。

安岡正篤氏の起き方とギリギリ出勤を見て、どちらが自らの時間と運命を支配しているか?

タイムイズマネー(西洋の格言)

人に与えられいる時間は、誰にでも公平です。

>人並みなことをしていては、人並みかそれ以下にしかならない。

熊本出身の政治評論家・故内田健三氏が、80歳を前にして語られた言葉、

「野口さん、身体は衰えていくが、精神はいくらでも成長する。一生勉強です」と。

私は、まだ62歳、内田健三氏の言葉を忘れずに、自分に与えられた時間を有効に使う努力をしなければ、と朝から思いました。

*「時は金なり=Time is money」は、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンの若い社会人へのアドバイスが語源。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 06:17Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他