【奢り】衆知が集まらない。素直に聞き耳できる人こそ、大成するか要因まもしれない。
2014年02月27日
【奢り】衆知が集まらない。素直に聞き耳できる人こそ、大成するか要因まもしれない。
「素直な心がない場合には、人の言葉に耳を傾けようしなくなり、その結果、衆知が集まらないようになる」(松下幸之助)
上記の訓示から、人の言葉(助言)を、みなさんはどう受け止めますか。
今日の夕方、2時間近く地域の様々な動き(人の地域活動)ついて詳しく、先輩たちに聞きました。人間とは、晩年にどんな活動をするか? で、人生が見えて来ると思いました
私は、6年前にどうしても熊本県全体の「横井小楠生誕200年の記念事業」の事務局長を引く受けることになった。熊本の重要な文化教育に関わる先輩たちを巻き込む大事業で、いろいろな出会いもあったが、苦労もあった。とても日頃は、経験できない勉強をしました。
事業での最初のショックは、実質的なプロモーターの重鎮から、「野口さんはいくつになったね?」と聞かれ、「はい、50になりました」と答えると、「50になったら、もう命は惜しくなかろう。命掛けで小楠生誕200年事業をやるなら付き合おう」と言われて以来、私は地域活動を命がけでやってきました。要は、命がけ(何時、命を落としても悔いはないつもり)でやっています。
横井小楠生誕200年の記念事業は、約1年3ヶ月かかる事業でした。後半の5ヶ月は、仕事そっちのけで実行しました。これは、凄みの話ではなくて、事を成すには、先輩たち、仲間たちの声を素直に聞き、より良き方向へ仲間を先導できる企画ができるか? 要は命がけ(腹をくくって)で事業に打ち込めるかで、周りから助言をもらえると思います。その最も重要な要因は、聞き耳を持っているかです。
参考になる先人「松下幸之助先哲」の訓示があります。松下幸之助著『素直な心になるために』に一節から、
(以下、松下幸之助訓示)
他人に言葉に耳を傾けなければ、お互いの輪を損なう。せっかく人が教え、助言してくれるのに馬耳東風では、心は動かない。
加えて、つねづね耳を傾けない態度を取れば、だんだん人が助言をしなくなる。そういう態度では、教えてやるものか、・・・
他人の知恵や協力が全くなければ、仕事も生活もスムーズに行かなくなる。
(以上、松下幸之助著『素直な心になるために』より)
このベースにあるのが、「素直な心」です。昭和の大経営者の松下幸之助氏は、常に「正直」、「素直な心」を訴えています。当たり前ですが、地位が上がれば、これが分からなくなる輩が多い。人間の奢り(傲り)が一番の敗因、と松下幸之助先哲も訓示している。
常に謙虚に周りの意見に耳を傾ける姿勢ができるか、実は時代を変えるリーダーの最大の要素が、「周りの意見に耳を持っているか」だと思いました。
「素直な心がない場合には、人の言葉に耳を傾けようしなくなり、その結果、衆知が集まらないようになる」(松下幸之助)
上記の訓示から、人の言葉(助言)を、みなさんはどう受け止めますか。
今日の夕方、2時間近く地域の様々な動き(人の地域活動)ついて詳しく、先輩たちに聞きました。人間とは、晩年にどんな活動をするか? で、人生が見えて来ると思いました
私は、6年前にどうしても熊本県全体の「横井小楠生誕200年の記念事業」の事務局長を引く受けることになった。熊本の重要な文化教育に関わる先輩たちを巻き込む大事業で、いろいろな出会いもあったが、苦労もあった。とても日頃は、経験できない勉強をしました。
事業での最初のショックは、実質的なプロモーターの重鎮から、「野口さんはいくつになったね?」と聞かれ、「はい、50になりました」と答えると、「50になったら、もう命は惜しくなかろう。命掛けで小楠生誕200年事業をやるなら付き合おう」と言われて以来、私は地域活動を命がけでやってきました。要は、命がけ(何時、命を落としても悔いはないつもり)でやっています。
横井小楠生誕200年の記念事業は、約1年3ヶ月かかる事業でした。後半の5ヶ月は、仕事そっちのけで実行しました。これは、凄みの話ではなくて、事を成すには、先輩たち、仲間たちの声を素直に聞き、より良き方向へ仲間を先導できる企画ができるか? 要は命がけ(腹をくくって)で事業に打ち込めるかで、周りから助言をもらえると思います。その最も重要な要因は、聞き耳を持っているかです。
参考になる先人「松下幸之助先哲」の訓示があります。松下幸之助著『素直な心になるために』に一節から、
(以下、松下幸之助訓示)
他人に言葉に耳を傾けなければ、お互いの輪を損なう。せっかく人が教え、助言してくれるのに馬耳東風では、心は動かない。
加えて、つねづね耳を傾けない態度を取れば、だんだん人が助言をしなくなる。そういう態度では、教えてやるものか、・・・
他人の知恵や協力が全くなければ、仕事も生活もスムーズに行かなくなる。
(以上、松下幸之助著『素直な心になるために』より)
このベースにあるのが、「素直な心」です。昭和の大経営者の松下幸之助氏は、常に「正直」、「素直な心」を訴えています。当たり前ですが、地位が上がれば、これが分からなくなる輩が多い。人間の奢り(傲り)が一番の敗因、と松下幸之助先哲も訓示している。
常に謙虚に周りの意見に耳を傾ける姿勢ができるか、実は時代を変えるリーダーの最大の要素が、「周りの意見に耳を持っているか」だと思いました。
【伝えたい】原子爆弾で父を失い、家は消失した。戦争放棄の原則を守る。
2014年02月27日
【伝えたい】原子爆弾で父を失い、家は消失した。戦争放棄の原則を守る。
おはようございます。熊日のコラム【伝えたい 私の戦争】で、広島で被爆された森武徳さんの手記が今日まで掲載されている。(以下、抜粋)
学徒動員で働いていた軍事工場が原爆で閉鎖になり、爆心地から1kmのところに在る自宅へ帰る道には、累々と遺体があり、その中を縫うように自宅に着くと、家は跡形もなかった。原子爆弾で、吹っ飛んでいた、涙が止まらなかった。父は亡くなり、母とは翌日に再会した。原爆は、時間が経ってから原爆症で亡くなる人が増える。「自分も正月まで持たないかも・・・」と思った、数年間は死の恐怖がつきまとった。・・・・
とあった。末尾に、「改憲論が勢いづいているが、戦争放棄の原則はどこまで行っても変えちゃいけない。戦争にならなければ、原爆ような都市爆撃は避けられる」と訓示されています。
東アジアの緊張から、尖閣諸島へ上陸を予想した部隊ができるとか、防護空域の考え方の違いでスクランブル発信が重なるとか、小さな間違いが大問題になることある。森氏の「戦争放棄の原則」は、現憲法の9条を維持する強いメッセージと受け止めました。
政治は、人の心の問題とも言われます。地域の小さな小競り合いも、国家間の不協和音も、常に修復したいという思いを持っていれば、協調の可能性は充分にあると思います。敵対するだけでは、真の解決は見つからない。まして、暴力に訴えることは、人間として知性も品性の無くなります。
人の良識を信じる、と言えば弱腰と言われるかもしれませんが、常に意見の衝突はあって良いが、拳を上げる闘争は避けるべきだし、避けることの方がとても勇気と我慢が必要と思います。悲惨な歴史を活かせない行為は、けっしてやってはいけない。議論はあるが、平和を目指す意見の相違であって欲しい。森氏の3日日間の手記を読み、平和と戦争放棄の意味を深く考える機会になりました。
おはようございます。熊日のコラム【伝えたい 私の戦争】で、広島で被爆された森武徳さんの手記が今日まで掲載されている。(以下、抜粋)
学徒動員で働いていた軍事工場が原爆で閉鎖になり、爆心地から1kmのところに在る自宅へ帰る道には、累々と遺体があり、その中を縫うように自宅に着くと、家は跡形もなかった。原子爆弾で、吹っ飛んでいた、涙が止まらなかった。父は亡くなり、母とは翌日に再会した。原爆は、時間が経ってから原爆症で亡くなる人が増える。「自分も正月まで持たないかも・・・」と思った、数年間は死の恐怖がつきまとった。・・・・
とあった。末尾に、「改憲論が勢いづいているが、戦争放棄の原則はどこまで行っても変えちゃいけない。戦争にならなければ、原爆ような都市爆撃は避けられる」と訓示されています。
東アジアの緊張から、尖閣諸島へ上陸を予想した部隊ができるとか、防護空域の考え方の違いでスクランブル発信が重なるとか、小さな間違いが大問題になることある。森氏の「戦争放棄の原則」は、現憲法の9条を維持する強いメッセージと受け止めました。
政治は、人の心の問題とも言われます。地域の小さな小競り合いも、国家間の不協和音も、常に修復したいという思いを持っていれば、協調の可能性は充分にあると思います。敵対するだけでは、真の解決は見つからない。まして、暴力に訴えることは、人間として知性も品性の無くなります。
人の良識を信じる、と言えば弱腰と言われるかもしれませんが、常に意見の衝突はあって良いが、拳を上げる闘争は避けるべきだし、避けることの方がとても勇気と我慢が必要と思います。悲惨な歴史を活かせない行為は、けっしてやってはいけない。議論はあるが、平和を目指す意見の相違であって欲しい。森氏の3日日間の手記を読み、平和と戦争放棄の意味を深く考える機会になりました。