危機を好機へ、国民一人一人が自信を取り戻し前向き志向の生き方

2012年10月25日

危機を好機へ、国民一人一人が、自信を取り戻し、前向き志向の生き方で

おはようございます。朝のウォーキング中に聞くラジオのニュースで、北日本の高地で冠雪があったと報じていた。山々は、秋から冬支度を始めている。季節は、人の生活とは関係なく、四季が移っていると感じます。

今朝の朝刊に、中国のレアアース輸出減少と報じていた。昨夜のNHKのクローズアップ現代で、石油系の繊維のリサイクルが、付加価値を付けて成功を収め、世界のスポーツウェア会社が、日本のリサイクル法に頼り始めていることを知った。

また、文藝春秋の11月号に、イタリア在住の作家の塩野七生さんが、日本と中国、韓国、ロシアとの領土問題について意見が書かれていた。

(以下、抜粋)

 まずは尖閣も竹島もそして北方領土も、現状のまま凍結すると、世界中に公表する。そして、十年間この問題を忘れ、日本と韓国、日本と中国、日本とロシア、の間で徹底して密な経済関係を盛り立て維持し続ける。ひたすら稼ぎ豊かになることだけを考える。
 人間とは、充分に食べ明日も充分に食べられるとわかれば、なぜか穏健化する動物なのである。(中略)

 日本人の一人一人が、世界中にカントリーリスクがゼロな国なんてどこにもない。(中略)

 日本にはまだ、国力が充分にある。・・・、外国に出て行き、予想もしていなかったカントリーリスクに直面して浮足立つよりも、リスクならば相当な程度にコントロールが可能な自国内で、まずはしっかりと二本の足で立てるようになることを、本気になって考えてはどうか。
(以上、『文藝春秋』より)

日本国内空洞化をどう変えて行くか。繊維の付加価値リサイクルのように、日本の総力(経営者、労働組合、政治家、官僚、金融機関、マスコミ等々)を上げて知恵を絞り、国内生産能力を向上させれば、輸入も輸出も増加する。十年間を、そんな社会にすることも一理あると思う。

塩野七生さんは、最後にこう語っています。

「なにしろ日本人は、二十年近くも不況てきたというのになぜか今なお世界第三位の経済力を持っているということで、世界中が不思議に思っている国民なのだから」(以上、『文藝春秋』より転載)

東洋の島国1億2700万人の小さな国が、長く経済大国に居つづけられるのは、勤勉な人間性と、海洋国家という独特の文化に育まれた社会にあるのかもしれません。日本人はまだまだ余力が在ります。日本国を富ませれば、東アジアも豊かに導けます。国民一人一人が、自信を取り戻し、前向き志向の生き方をすることが必要と思います。

今日も長文をお読み頂き感謝します。皆さまにとって良き一日であることを願っています。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:33Comments(0)国際関係