<心養塾>古典から、自分を啓発する言葉

2010年08月18日

<心養塾>古典から、自分を啓発する言葉
 何かのお役に立てば幸いです。



<心養1>(人格形成)志を立てるには高い見識と智恵が必要であり、実際に力を用いるには適切さを必要とし、物事を工夫するには精密さが必要であり、目標として望むところは遠大でなければならない。 

(感想)見識と智恵、適切さ、工夫と精密さ、遠大な目標、等々、志と努力継続こそ人格を育てる。



<心養2>男と女の間には、人間によって掘られた人口の運河がある。そして、その河を拡げるも、埋めるも、すべては私たちの生き方にかかっている。 

男と女が、お互いに相手を理解しあえたと感じるために本当に必要なのは、精神の優しさだ。

*出典:清野徹編「五木寛之ことばの贈り物」



<心養3>敵を知り、己を知れば負けることはない 

1.敵を知り、己を知っていれば百戦して負けることなし。 
2.敵を知らず、己を知っていれば、勝ったり負けたり。 
3.敵を知らず、己をも知らなければ、必ず危うい。 

(感想)「孫子の兵法」には、中国の戦国時代を生き抜いた智恵がある。




<心養4>16年前、世界各地を布教した高僧から話を聞いた。何処にでも居る老人に見えるが、話を聞きハッとする思いを持った。学もない30代の私に、丁寧にお話をされる態度に学ぶところが多かった。 

「その光りを和して、その塵に同じくす」(和光同塵)は、高名なほど謙虚な姿勢で交流が大切。




<心養5>難しい道ばかり選ばない、近道もある。 

(解説)高く、高くを現代の人は望む。背伸びするために、爪先立ちばかりでは続かない。 

「跨ぐ者は行かず」大またの人は長くは歩けない。 

(感想)人生、息抜きも必要と思います。 

*出典:『老子(24章)』




<心養6>戦上手は、まず何よりも勢いに乗ることを重視し、一人ひとりの兵士の働きに過度の期待をかけない。最も大事なことは、組織を勢いに乗せる。 

(秀吉の一夜塀)一人ひとりの意識改革と、勢いで何日もできなかった城の塀が、一夜で完成した。いかにやる気が大事かわかる。 

*出典:『孫子』
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 23:25Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他