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学力の二極化と所得格差の影響

2008年07月03日

学力の二極化と所得格差の影響
~学力格差、所得格差、地域格差、図書館格差~

*以前に書いた日記ですが、益々格差が酷くなっています。

 今朝の地元紙に、「学力の二極が進んでいる」64%のアンケート調査結果が載っていました。

 秋の自民党総裁選では、格差社会の改善が争点なりそうですが、ここ5年の自民党の政策方針がそうそう変るとは思えないし、アメリカの要望に沿う政策が転換することも無いと思いますが、格差解消の政治ができるか見ものと思います。

 我が家も、高校、大学の受験を控え、受験対策の学費が嵩んで意ってます。父の小遣いも減り、好きな本も思うように手が出せない気分です。先週、ふと地元の市立図書館を眺めて見たのですが、蔵書が思いように無く、地域の図書館利用の現実を垣間見た気がします。
 今年、我が家の娘が通う中学校が、読書強化指定校に文部科学省から指定され、読書に力を入れることが目標にされています。日本人の活字離れが、叫ばれて長いのですが、本屋の人と話すときに、「日本の恒常的な読書人口は、約200万人強で、ここ十数年ほとんど変らない」と聞き、意外に聞こえましたが、実際溢れれるほどの出版数の中でも、しっかりベストセラーも出ていて、活字離れではなく、情報資源の多様化で、本が中心の考えから、情報収集方法が多様化しているのだと思います。

 話を元に戻して、学力格差と読書離れ、所得格差、進学格差等、関連が有るように思います。昨年のアメリカの台風被害で、アメリカの所得格差の問題が大きく取り上げられましたが、あんな日本になるのかと思うと、次世代が夢を持てない気分の分かるように感じます。生まれた地域で、一生の生活が決るような社会ではいけないのではと考えます。また格差社会は、地域内の和も壊し、人々が信頼することを薄れさせたように思います。

 子供たちは、みんな学力向上心は在ると思っています。この向上心を摘むことない、社会を創ることが社会を活性化させると思います。北欧の個人を大事する教育の元は、戦後の日本の教育基本法が基になっていると知りました。
 資源の無い日本の中で、世界に誇れる教育をぜひ、実現させて頂きたいと願うばかりです。北欧の教育に対する思いは同じで、「我々の国は、人が資源です」と答えがかえって来ます。事実、北欧は、持続可能な社会作りと教育大国、経済成長の3つを実現しています。日本もこの3つをぜひ国民上げて努力する時期と思っています。

 話は変わりますが、昨日地元の12万人規模の広域PTA連合会議で話題に多くの登ったのは、「連携と安全対策」「相手を思いやる心の育成」の2つが何回も出ていました。「相手を思いやる心」を育て、犯罪を生まない地域ができるよう、親たちは思って居るのだと感じます。
 安岡正篤先生の「孟子」の言葉をかりると、格差社会の解消には地道な学問の普及が最良な策と書かれていました。世紀末的な社会情勢の中で、人々は「ヒーロー(救世主)」を求めていると感じます。先日の日記の、日本の偉人人気ランキングで「織田信長」「坂本竜馬」が上位だったように、志高い行動力を持つリーダーが求められて居るのだと思います。でもそんなリーダー早々できるものでありませんから、小さなグルーからでも良いので「人生の学問」を起すことが必要と安岡正篤先生の本に書かれていました。

 最近の私の読書は、子供の学費の高騰ににより、ここ数年は県立図書館が私の書庫と決め込み、利用を始めました。さすがに地元の市立図書館と違い、欲しい本が揃っていると感じます。図書館の蔵書力は、地域教育力の格差力をつくると考えます。地域のリーダーたちの教育に対する姿勢が問われる時代とを思っています。これは、私の今年のテーマになりそうです。教育格差から、図書館格差の話しに飛んでしまいました。
 話があっちこっち飛びましたが、学力格差と所得格差についての感想や地域の図書館事情でもお聞きできれば幸いです。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 23:22│Comments(0)教育問題
 
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