地方が衰退するのは大問題だ。〜渋沢栄一〜

2013年08月28日

地方が衰退するのは大問題だ。〜渋沢栄一〜

今日は渋沢栄一の日にします。
朝の訓示も素晴らしい教えと思いますが、経済でもっとも大事なのは地方社会の存在と思います。厳しい地方経済で、家族と親族が支え合い、素晴らしい若者たちを都会へ送り込んでいるから、日本の活性があると思います。

あの明治の時代、新しい産業を作り続けた渋沢栄一が、地方の大事さを訴えています。

「都会の人口が増加したからといって、ただちに都会が繁栄し、国家全体の富が増えたとはいえない。都会へ移住してきた人のなかには適当に職業を得ることができず、苦しい生活を送っている人が少なくからずいるからである。なかには貧しさに耐えきれず、悪事を働いたり養育院の厄介になる人もいるだろう。私は、都会の繁栄することの反対はしないが、地方も地方として相応な繁栄をするのが文明国の理想だと思っている。だから私は、地方の繁栄を考えたいと思っている」。

渋沢栄一が考えたい地方活性化の方法が水力発電でした。今のような大規模の水力発電ではなくて、小水力発電、特にマイクロ水力発電が、明治時代注目されました。

これからの地方の財源は、自然エネルギーの活用と思います。現在、自然エネルギー利活用しているかと問われると、悲しいかな電気事業の独占(毒占)で、戦中以来変わっていません。

なんでそれができないか?

電力業界の独占です。先日の隠れ税金「原発支援税金」は、いまでも全国の電気利用者が、微々たるものだが、払い続けているから、外郭団体の職員(多くが官僚の天下り)です。

組織は、いかにやる気のある人間を集め続けれるか!

地方問題は、やる気ある人間をいかに地域から輩出しつづけれるか。都会は、地方から有能が人材が都会へ流入し続ける限り、昭和歌姫の思いと同じで、受けつがれさらに発展して行くと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 22:28│Comments(0)偉人
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