正しい道を進んでいこうとすれば、絶対に争いを避けられない。

2013年01月03日

正しい道を進んでいこうとすれば、絶対に争いを避けることはできない。(渋沢栄一)

好んで争う必要はないが、いざという時は論争もありえます。私の好きな言葉があります。「俺とお前の意見は違うが、お前の意見は俺が命がけで保証する」と。

10人10色、10人居れば10人違う考えがあります。論争はあるもの、日本人は争いを避ける傾向があります。ところが、物事は色々な見方があります。ならば、必ず意見は違うのが当たり前ではないか。しかし、渋沢栄一はこの風潮に反論する。

「あくまでも正しい道を進んでいこうとすれば、絶対に争いを避けることはできないものだ。なんとしてでも争いを避けようとすれば、善が悪に負けてしまうことになり、正義が行われなくなってしまう」
(以上、『渋沢栄一 巨人の名語録』より)

渋沢栄一は、「人間は、これだけは譲れない。というところがあってほしい」と。

渋沢栄一は、明治4年に国家的な事件の処理で、周りを敵に回しても、自分の意見を言ったことがある。しかし、軍部はこの意見に激怒し、紛争処理のために軍事行動を強行した。

怯まず、周りの意見とは違えど、自分の意志を通すこと必要な時もある。しかし最近、自分の地位を守ろうとして、イエスマンに徹するビジネスパーソンが増えている。

渋沢栄一は言っている、「正しい道を進んでいこうとすれば、絶対に争いを避けることはできない」と。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 23:59│Comments(0)偉人
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