「英国、カダフィ氏の外交特権剥奪」独裁君主国が揺れている

2011年02月27日

「英国、カダフィ氏の外交特権剥奪」独裁君主国が揺れている

専制君主の時代が、終わりかけている。 一国の市民運動家ら、北アフリカ全域を巻き込む、独裁政権打倒の動きが広がっている。警察国家と言われたエジプトの政権崩壊、次に市民革命はリビアの独裁を終わらせる動きなっている。英国は、強烈なメッセージを出した。

・英国、カダフィ氏の外交特権を剥奪(2011年2月27日読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110227-OYT1T00623.htm
>【ロンドン=鶴原徹也】英国のヘイグ外相は27日、BBC放送のインタビュー番組で、リビアの最高指導者カダフィ氏とその家族に対する英国での外交特権を26日付で剥奪したと表明、「カダフィ氏は即時辞任すべきだ」と述べた。

アメリカも、カダフィ氏一族の金融資産の凍結を行い、経済封鎖の方向へ動き始めた。国連安保理も開催され、国連もリビアの内紛を憂慮している。

この市民運動に、東アジアの国家のも警戒強めている。一党支配の中国共産党の動きが、にわかに波立ってきているのか、中国がフェースブックを禁止へ動くという話が聞かれるようになって来た。

・民主化要求集会、厳戒態勢で抑え込み…中国政府(2011年2月27日読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110227-OYT1T00620.htm?from=rss&ref=mixi
>【北京=大木聖馬、ウルムチ=関泰晴】中国の胡錦濤政権は27日、中東や北アフリカの民衆抗議行動に倣い、中国各都市で2週連続で呼びかけられた民主化要求集会を、圧倒的な警察力による厳戒態勢で抑え込んだ。

>ただ、ネットでは日曜ごとの行動が呼びかけられており、政権は5日開幕する全国人民代表大会(全人代=国会)を控え、警戒強化を続ける構えだ。

>海外あるいは香港発とみられる呼びかけは、前回20日の13都市から27市に拡大した。「我々が欲しいのは、食べ物、仕事、住宅、公平、正義だ。一党独裁の終結、報道の自由を要求する」などとの内容は、政権が絶対に容認できないものだ。

>27日午後、指定場所となった北京の繁華街・王府井(ワンフーチン)では、制服・私服の警官1000人以上が警戒し、一帯を封鎖。散水車4両が道路に水をまいて清掃作業したり、警官が歩行者を立ち止まらせないよう指示したりした。

>上海の指定場所でも清掃作業が行われ、水をかけられるなどした群衆数千人が警官隊を取り囲む騒ぎも起きた。現場で取材していた日本人カメラマンや、写真撮影した中国人が拘束され、香港メディアによると、各地で計7人以上が連行された。

隣国の中国のことなので、緊張感がアフリカの紛争とは、全くちがって来る。中国の経済成長と民主化政策の動きは、いつか始まると感じていました。中国の平和運動家が、ノーベル平和賞を受賞したが、中国政府は政治犯として獄中に留めた。

情報は、遅くても一晩もあれば、一国の出来事も世界へ広がるツールが出来上がった。インターネットの利用者は、年々増加して来た。数年後には、テレビとネットが一緒に利用させる時代が来ると言われる。実際アメリカでは、その試作品が出来上がっています。

市民の民主化運動は、東アジアで起こることもそう遠くないようにも感じるし、目を日本国内に移せば、国会の内向きの政治論争、日本国内でも市民運動が起こりそうな状況を呈している。管政権の正念場が来ていると思う。

地方も国も、世界も揺れる時代がらかこそ、市民一人ひとりが、世の変化に関心を持ち続けることが重要と思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 23:06│Comments(0)平和
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