改革政治といえども、前政権の政策を継続性・連続性を持って引き継がれる(引きずっている)。

2017年02月23日

経済はバブル期と不況期と繰り返す。改革政治といえども、前政権の政策を継続性・連続性を持って引き継がれる(引きずっている)。

おはようございます。雨の朝で、ウオーキングはお休みです。未明には雨風が強く、雨音や風が吹いて目が覚めました。春の嵐を繰り返しながら、だんだん温かくなるのですね。昨日、地元中学校の卒業式の案内が来ました。春の旅立ちが近づいています。

さて、四季は毎年繰り返されますが、経済もまた、好景気と不況期を繰り返しながら歴史を積み重ねています。それは、日本の江戸時代も同様で、次のような評価をしている。

好景気は、元禄、明和・安永、文化・文政。
不況期は、享保、寛政、天保。

江戸時代の徳川幕府も経済政策(経営改革)を行った。

・享保の改革は元禄のバブル崩壊の後始末
・寛政の改革は明和・安永のバブル崩壊の後始末
・天保の改革は文政・文政のバブル崩壊の後始末

童門冬二著『将の器、参謀の器』に次の一文があります。童門冬二氏は、元東京都職員なので、評価も厳しいのでしょう。『田沼時代』の著者の辻善之助氏の意見から、

「政策は決して、一人の政治家によってクルクル変わるものではない。必ず、継続性と連続性がある。だから、どんなに変わったように見えても、その中には必ず前時代からの政策がそのまま続けられていることが多い」

これを読み直せば、改革政権といえども、

「後世の政治家が、前時代の政治を批判しても、後世の政治家がやっていることの中には、必ず前時代。悪い政治家がやっていた政策が含まれている」

と指摘しているます。アメリカ大統領の革新的発言が続いていますが、大統領令は発すれど、法改正まではやれてないこと。安倍政権は、民主党の政治を変えたようにも見えますが、前政権の政策を引きずっていることが多々あります。

経済(経済政策)は、バブル期と不況期を繰り返しながら歴史を積み重ねています。現在は、ある意味好景気、ならば近々来る不況期に備えて、準備をそろそろする時期かもしれないですね。

天気もまた好天と悪天を繰り返します。本日は雨ですが、ぼちぼち朝活の準備です。

*参考資料:童門冬二著『将の器、参謀の器』


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Posted by ノグチ(noguchi) at 06:43│Comments(0)地域政策
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