自分の言葉で考える人、自分の意志で行動する人が強い

2011年12月07日

 自分の言葉で考える人、自分の意志で行動する人が強い

 おはようございます。「オリンパス」すごい金額ですよね!

 <日テレNEWS24 - 12月07日 >以下転載:「オリンパス」の損失隠し問題で、第三者委員会の調査結果。損失の穴埋めには最終的に1348億円が充てられた。報告書は「悪い意味でのサラリーマン根性の集大成」だったと指摘した。(略)

 優良企業のトップは、責任を取らなくて良いのですね。
 事の発端は、バブル期の投資損失だったようですが、バブルが弾けて20年以上、よくまー、ここまで隠し続けて来れたものと思います。歴代の社長は、責任の先送りを続けて来た。恐ろしいほどの自分の意志の無さと思う。
 『電通鬼十則』の第六章は、次の言葉で訓示している。

 周囲を「引き摺り廻せ」引き摺るのと引き摺られるのとでは、永い間に天地のひらきができる。(『電通鬼十則』より)

とある。またこの条項の説明に、陽明学の「知行合一」の考え方が使われていた。自分の考えを即実行に移す。この損失隠しが世に出たとき、それを隠し先送りした社長たちが必ず、バッシングされることは明白で、そのことを考えることも止めたトップにあきれて、言葉も出ない。物事の本質から目を逸らし、責任逃れをし続けて来たオリンパスの体質は、相当強力な改革をしないと変わらない気がしてならない。

 電通鬼十則の第六章の解説に、「自分の言葉で考える人、自分の意志で行動する人が強い」とあった。周りの利害に引きずり回されている間は、周りの言葉の奴隷になっていて、自分が存在しない。真の情報も人物も、自分の足と言葉で確認し、自分の責任で実行してこそトップ。一人のサラリーマンで在っても、自分の意志を持ち行動したいものです。  

Posted by ノグチ(noguchi) at 05:04Comments(0)社会問題