早朝の地区協働作業、炎天下の歴史の現場ウォッング

2008年07月27日

早朝の地区協働作業、炎天下の歴史の現場ウォッング

(早朝の道路幅確保の作業)
 今朝は7時から、地区の有志が集まり、日々通る県道に無人の家屋があり、木立が生い茂り、通行に支障があるので、「みんなで取り除こう」と、機械やダンプカー、チェーンソー、草刈り機、など持ち寄り、約2時間の作業でしたが、一気に片付けました。

 そもそもは、約300Mの区間が、県道ですが道路幅が狭く、離合場所の足りない状況なので、小学校区内の全域の了解を得て、地区の最優先事項としで県に、請願書を出していますが、3年経っても進展が無く、県や市を当てにしていては埒が明かない、隣地の全ての関係者に了解を得て、実力行使をして地域に再度理解してもらおうとやりました。

 通る人たちが、「なにごと・・」「大変ですね・・」の返事に、県道改修の遅さ、日々危険を回避するために、通行には気をつけてはいますが、離合できず、あえなくバックしてやっと交わす状態です。今日の作業では、見通しの悪いところを改善したばかりでした。

 実はこの県道は、数年に熊本県の高潮被害を起した台風時、50万KWの電線が通る鉄塔も3本倒しました。その復旧箇所に行ける唯一の道路だったのですが、大型重機が通行できず、大変なことをしながら通り、やっと復旧工事ができました。この電線は、天草西海岸にある火力発電所かた熊本市へ主に送られものですが、危機管理の面からも県の意識の低さを感じます。

 いっこうに道路復旧の見えないことに、住民が怒り、今回の実力行使になりました。道路財源の現象は分かりますが、熊本駅周辺の道路改修はどんどん進んでいます。そこに使われる電気は、天草からの電力です。どちらを先にやるか、誰にも分かりそうなことと思います。

 新知事は、メリハリ予算と言われますが、何処にお金をつぎ込むのでしょうか。
熊本駅立替の予算が、当初の5倍になったそうですが、見栄えに6億が、30臆になったとか、電力は生活の根幹に関わる事と思いますが、すこし言われることやることが違うように思います。


(36℃の中、歴史の現場ウォッングの学習会)
 今日の熊本は、37℃です。そんな中で、宇土市の文化振興課主催の歴史の現場ウォッング が開催されました。30名の参加にも驚きましたが、中世の人々の思い触れ感動もしました。

 昼食休憩した寺(常光寺)の住職が、寺の歴史を語って頂きました。写真は、戦国時代頃に作られた仏教の遺跡ですが、道端の建て「安穏」を願った板碑です。その説明に聞き入る学習会の参加者たちです。
早朝の地区協働作業、炎天下の歴史の現場ウォッング

 この板碑は、戦国から安土桃山時代に盛んに作られたそうですが、全国各地で戦があり、不安な気持ちを、仏教を心の拠り所として、安心、安全を願ったものと説明がありました。何時の世も、家族や地域の安穏を願っていたのだなと考える良き機会になりました。
 
 今日回った地区には、「鶴の恩返し」民話が野頃地区で、その昔話を地区の小学生が、劇などにして伝承を続けて居ます。いにしえの人々の優しい心が受け継がれて行くと良いなと思いました。

 毎月1回あるのですが、第3、4回が私の住む小学校区の歴史ですから、特に楽しみになっています。知ることから、郷土への思い「郷土愛」が生まれるのではと考えます。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 15:45│Comments(0)日本の歴史、世界の歴史
 
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