日本の政治活動に疑問。本来首長は、市民一人ひとりとの約束の実行。

2013年12月14日

日本の政治活動に疑問。本来首長は、市民一人ひとりとの約束の実行。

朝ウォーキング、気持ち良く歩くと一日が気分良く始まります。

さて、昨日のミニバス内での話から少し疑問に思ったことがあります。私も市議会議員の端くれですが、日常の活動やっていて聞く話で、昨日も話題になったのですが、選挙前だけでなく日常活動でも、地域を回る時「○○さんは、誰々と回っていらした」と語られる。これは、本人の主義主張よりも、周りに居る人で評価しているのではないか?、確かに新人なら理解もできるが、2期目、3期目でも同様の話が出るのは、疑問でならない。

なぜなら、当人の政策(公約)を評価することが、次の選挙の判断になるのではないか思うが、要は市民自身が公約の検証を怠っている。日頃の首長(市町村長)や議員の言動に注意を払っていない。だから、地域の有力者(区長、世話役、等々)をお供に連れて回る。判断は、首長・議員が公約を実行しているかにかかっているのではないか。

政治活動は、市民一人ひとりとの約束の実行と、私は思っています。地域の様々団体の推薦等は必要ですが、本来は市町村長も議員も、一人で一軒一軒家を訪ね、自分の主義主張を、市民一人ひとりに伝えることが本来の活動と思う。

昨日のバス内での会話、熟年の女性でしたが、「市長選挙ですが、新人の方は○○さんたちが付いて回っておられた。現職は一人で回って来られた」と話していました。地方政治の主権確立の弱さは、ここにも原因があると思います。

元首相の故田中角栄氏は、逆風選挙時は、一人で選挙区内の全戸を、一人で一軒一軒訪ねて回られたと聞きます。本来の政治活動は、市民一人ひとりとの約束(政策・公約)を実行しているかと思うが、取り巻きの数で判断する政治活動を、もうそろそろ市民が考え直す時期にあるではないか。

地方政治で、まず市町村長選びから、支持者の数だけで語る選挙から、政策の中身、それを実行する能力があるかを問う選挙にして欲しい。政策の中身が素晴らしく、実行力が伴えば、自ずと支持者も増える。地方選挙の活動では、「(集会や事務所に)何人来ていた」ばかりがかっ歩っする。それも必要とは思いますが、首長の人間性と政策実行力を問う選挙になることが、地方主権の時代には必要と思います。

今日は、固い話題になりました。これから、中学生の新人サッカー大会を観戦し、午後は熊本の放送文化に貢献された方のお祝いの集まりに出席、夕方からは熊本の「龍馬会」仲間が集まり忘年会です。今年も残り半月ほどになりました、体調を整えて乗り切りたいと思います。


同じカテゴリー(政治問題(地方))の記事画像
<地方議会の活性化>多様な人々との交わり(意見交換)には、広い場所が必要となる。
<豊かさの条件>いつの時代にも人間社会は共同体的な部分を残さなければ、社会基盤の安定を欠く。
政治家の市長と、政治家の市議との活動の比較を指摘した、素晴らしい質問と思います。
熊日宇土市局長の古東竜之介さんの選挙についての記事に、23歳の記者として、若者としての意見。
明日の一般質問の内容です。3つのテーマですが、一つのストーリーです。
甲佐町・美里町の図書館スタッフの知恵にエールです!"本好きの市民を中心に据えた図書館づくり"
同じカテゴリー(政治問題(地方))の記事
 <地方議会の活性化>多様な人々との交わり(意見交換)には、広い場所が必要となる。 (2025-03-28 07:39)
 宇土市で女性のリーダー育成が令和7年度から始まります。 (2025-03-26 16:40)
 <豊かさの条件>いつの時代にも人間社会は共同体的な部分を残さなければ、社会基盤の安定を欠く。 (2025-01-06 00:11)
 政治家の市長と、政治家の市議との活動の比較を指摘した、素晴らしい質問と思います。 (2024-06-21 22:36)
 熊日宇土市局長の古東竜之介さんの選挙についての記事に、23歳の記者として、若者としての意見。 (2024-02-10 07:35)
 藩主が自ら思い切った贅肉落しを行う。鍋釜(官僚)を頑強に鋳る(育成する)ことが最も肝要である。〜上杉鷹山〜 (2024-01-09 06:42)

Posted by ノグチ(noguchi) at 08:41│Comments(0)政治問題(地方)私の意見
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。