商店街(地域)の活性化に、必要な要素とは
2008年04月25日
商店街(地域)の活性化に、必要な要素とは
・日新たなり
中国の聖王、殷の「湯王」は、毎朝の洗面時に、器の淵に刻んだ言葉「まことに日に新たにせば、日々に新たに、また日新たなり」読み、気持ちを奮い立たせ、実践に心がけた。いつの世も、毎日の仕事はマンネリになりがちです。常に社会は、刻々に変化しています。昨日は、是であっても、そのまま今日も是とは限らない。それを十年一日のごとく同じことのくり返しでは、とうてい成功はおぼつかない。
ものごとを為しえる最も大事な要因は、熱意と思います。何となくの程度では、事は成功するものではあいません。やり遂げようという熱意があって、実現すための知恵も工夫も、勇気も生まれます。
・視点は、短期と長期で見る
事業は、短期と長期で見る視点が大事です。特に地方は、少子高齢化の人口構成が問題視されていますが、この流れは止まらないし、それを憂えても何も生まれません。常に世は、変化しているように、時代に合わせて受ける側が変る必要があります。
・まず、リーダーが変る
初めの「日新たなり」は、中国故事の『大学』の一説にあるもので、「民を新たにす」の教示にもあります。これは、「民=ステーク・ホルダー(同業者、利用者、一般市民)」の気持ちを変えるには、リーダー自身が変らないと何も変化も向上もない意味です。
・それぞれに、生きた物語り
商店街には、色々な人々が居て、色々な人々が行き交います。その核を成すものは、人なのですが、周りから見ると、中心となる店・老舗の隆盛が、その商店街の盛衰を物語ります。商店街にも「物語り」が在るように思います。
最近の商店街の状況は、大型店の「安かろう」商品が溢れ、消費文化が加速しています。それが、卸業界の衰退を招き、新しさを求める消費ニーズに小売店が応えられなくなっています。
情報機器の発達とインターネットの普及で、商品の販売ルートも多様化し、旧来の商店街に拠点を置くだけの販売では、消費者のニーズに応えられなくなりました。時代の変化に合わせ、個々の店の「物語り」を作り、商店街の「物語り」も充実させ、情報ツール(道具・仕組み)を使い、地域の内外へ発信する努力が必要です。
・互いを高め合う場づくり
商店街は、多様な人材の宝庫。まず、その人々が互いの店や個性(教養)を教え合い、互いを高め会う「場」を設け、熱意を持つ商店街のリーダーを育成(出てくる)環境を整えることが必要です。今までのような、官主催の集まりでは、参加者の熱意が薄く長続きしていません。
ノーベル賞の小柴博士の実験用大水槽をミリ単位で微調整する技術は、大阪の町工場の勉強会から生まれました。この勉強会=技術交流会(懇親会)は、リーダーが飽きずに継続した結果が、世界最高の油圧の新技術を生み出しました。その技術は、世界に広がっています。
それぞれの商売の一人ひとりが、得意・不得意、利点・弱点を検証し、切磋琢磨して、やり方を工夫し、情報発信を続け、商店街に人を呼び込むしか方法はありません。そして、そこには「物語り」が必要と思います。
店主と一人の顧客に物語があるように、店同士の協力にも物語があります。人と人の交流の全てに、物語りがあります。その物語りづくりの学習の場を、吉田松陰の「学び合い方式」でやると効果が生まれると思います。
・心をゆり動かず熱意(挑戦心)が重要
それぞれの店主の「日新たなり」の気持ちの奮い起こしが、周りに関わる人々(民=ステーク・ホルダー)に、気付き「民を新たにす」を起こさせます。これは、一人ひとりの挑戦心にかかっています。
元アメリカ大統領候補、故ロバート・ケデヂィは、選挙中に良く語った、
「若さとは、危機や苦境に陥った時、その境遇に埋没せず、気持ちを奮い起こす揺り戻す力を言う。」
これだけの言葉ですが、兄のジョン・F・ケネディの暗殺の後、意思を次ぐために心を奮い起こし、挑戦した自分自身を鼓舞する意味も在ったと推察しますが、その決意が人々を揺り動かし、惹きつけて行きました。
活性化の原点(原理原則)は、地域に心を揺り動かす学びの場を、創ることに在るように思います。
<以前の日記>
・(学者知事挑戦)熊本県知事給与24万円/月、東国原知事の1/4以下
・日新たなり
中国の聖王、殷の「湯王」は、毎朝の洗面時に、器の淵に刻んだ言葉「まことに日に新たにせば、日々に新たに、また日新たなり」読み、気持ちを奮い立たせ、実践に心がけた。いつの世も、毎日の仕事はマンネリになりがちです。常に社会は、刻々に変化しています。昨日は、是であっても、そのまま今日も是とは限らない。それを十年一日のごとく同じことのくり返しでは、とうてい成功はおぼつかない。
ものごとを為しえる最も大事な要因は、熱意と思います。何となくの程度では、事は成功するものではあいません。やり遂げようという熱意があって、実現すための知恵も工夫も、勇気も生まれます。
・視点は、短期と長期で見る
事業は、短期と長期で見る視点が大事です。特に地方は、少子高齢化の人口構成が問題視されていますが、この流れは止まらないし、それを憂えても何も生まれません。常に世は、変化しているように、時代に合わせて受ける側が変る必要があります。
・まず、リーダーが変る
初めの「日新たなり」は、中国故事の『大学』の一説にあるもので、「民を新たにす」の教示にもあります。これは、「民=ステーク・ホルダー(同業者、利用者、一般市民)」の気持ちを変えるには、リーダー自身が変らないと何も変化も向上もない意味です。
・それぞれに、生きた物語り
商店街には、色々な人々が居て、色々な人々が行き交います。その核を成すものは、人なのですが、周りから見ると、中心となる店・老舗の隆盛が、その商店街の盛衰を物語ります。商店街にも「物語り」が在るように思います。
最近の商店街の状況は、大型店の「安かろう」商品が溢れ、消費文化が加速しています。それが、卸業界の衰退を招き、新しさを求める消費ニーズに小売店が応えられなくなっています。
情報機器の発達とインターネットの普及で、商品の販売ルートも多様化し、旧来の商店街に拠点を置くだけの販売では、消費者のニーズに応えられなくなりました。時代の変化に合わせ、個々の店の「物語り」を作り、商店街の「物語り」も充実させ、情報ツール(道具・仕組み)を使い、地域の内外へ発信する努力が必要です。
・互いを高め合う場づくり
商店街は、多様な人材の宝庫。まず、その人々が互いの店や個性(教養)を教え合い、互いを高め会う「場」を設け、熱意を持つ商店街のリーダーを育成(出てくる)環境を整えることが必要です。今までのような、官主催の集まりでは、参加者の熱意が薄く長続きしていません。
ノーベル賞の小柴博士の実験用大水槽をミリ単位で微調整する技術は、大阪の町工場の勉強会から生まれました。この勉強会=技術交流会(懇親会)は、リーダーが飽きずに継続した結果が、世界最高の油圧の新技術を生み出しました。その技術は、世界に広がっています。
それぞれの商売の一人ひとりが、得意・不得意、利点・弱点を検証し、切磋琢磨して、やり方を工夫し、情報発信を続け、商店街に人を呼び込むしか方法はありません。そして、そこには「物語り」が必要と思います。
店主と一人の顧客に物語があるように、店同士の協力にも物語があります。人と人の交流の全てに、物語りがあります。その物語りづくりの学習の場を、吉田松陰の「学び合い方式」でやると効果が生まれると思います。
・心をゆり動かず熱意(挑戦心)が重要
それぞれの店主の「日新たなり」の気持ちの奮い起こしが、周りに関わる人々(民=ステーク・ホルダー)に、気付き「民を新たにす」を起こさせます。これは、一人ひとりの挑戦心にかかっています。
元アメリカ大統領候補、故ロバート・ケデヂィは、選挙中に良く語った、
「若さとは、危機や苦境に陥った時、その境遇に埋没せず、気持ちを奮い起こす揺り戻す力を言う。」
これだけの言葉ですが、兄のジョン・F・ケネディの暗殺の後、意思を次ぐために心を奮い起こし、挑戦した自分自身を鼓舞する意味も在ったと推察しますが、その決意が人々を揺り動かし、惹きつけて行きました。
活性化の原点(原理原則)は、地域に心を揺り動かす学びの場を、創ることに在るように思います。
<以前の日記>
・(学者知事挑戦)熊本県知事給与24万円/月、東国原知事の1/4以下
宇土市で女性のリーダー育成が令和7年度から始まります。
大津町に在る国指定の江藤家住宅の見学会に参加していましました。良き建築の学びになりました。
<地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。
<熊本城再建>宇土櫓の解体修理に関心を持っています。現場見学会に参加したい。
明日の一般質問の内容です。3つのテーマですが、一つのストーリーです。
甲佐町・美里町の図書館スタッフの知恵にエールです!"本好きの市民を中心に据えた図書館づくり"
大津町に在る国指定の江藤家住宅の見学会に参加していましました。良き建築の学びになりました。
<地域の文化レベル>数字で見る人口に対する図書館の規模、宇土市の人口は現在36483人のための図書館。
<熊本城再建>宇土櫓の解体修理に関心を持っています。現場見学会に参加したい。
明日の一般質問の内容です。3つのテーマですが、一つのストーリーです。
甲佐町・美里町の図書館スタッフの知恵にエールです!"本好きの市民を中心に据えた図書館づくり"
Posted by ノグチ(noguchi) at 19:45│Comments(0)
│まちづくり