(五輪が起点)中国の“明治維新”?(あるMLから)
2008年04月20日
(五輪が起点)中国の“明治維新”?(あるMLから)
私も参加するML(メーリングリスト)の一文に目が止まった。いつもは、表題だけで
読み飛ばすのですが、タイトルとは大事じだなと思います。
内容は、次のようなもの・・・
(MLから、一部転載)
>昨今の中国の混乱を称して、中国の“明治維新”だって。
>そうかな~~ 私にはソ連崩壊のリプレイに見えるけど。
>モスクワ五輪の後でソ連が崩壊した歴史を辿っているのだと思う。
>多分北京五輪は中止になるけど、その方がインパクトは大きい。
>資本家達が華僑と一緒になって五輪中止を招いた共産党を崩壊させる。
以下のURLのコラムを読むと、理解が深まると思います。
>http://www.melma.com/backnumber_108241_4069483/
>頂門の一針 1160号 08.04.20【日)
>中国の“明治維新”
(以下、頂門の一針1160号、一部転載)
不意にひらめいた。
「ははーん、中国の“明治維新”が始まったのだ」
強烈な天皇制支持、日本の文化伝統死守という「愛国主義」と、外国の跳梁跋扈は許さない、開国は認めないという「排外主義」であり、初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣くともフタ取るな、で、一気に圧力が高まって爆発、倒幕になった。(中略)
攘夷=排外主義が、いつの間にか「列強諸国に勝てるように開国=富国強兵=近代国家へ」と化学変化を起こしたのは、維新戦争(戊辰戦争)で近代というもの、たとえば兵器・戦術(スナイドル銃、アームストロング砲、ガトリング機関砲、歩兵操典)など、最新テクノロジーを現場が目にし、「攘夷どころではない、貪欲に異人の技術を我が物にしないと、日本は列強に飲み込まれる」という認識が急速に広まったためであろう。(中略)
中国は、今回のチベット騒乱と、それに対する世界的な北京五輪を巻き込んだ国際的な反発に見舞われている。(中略)
中共としては国際社会の非難に対して「我々は一切間違ったことをしていない、中共は無謬だ」と言い続けるしかないが、結果的にそれは国民の義和団もどきの排外主義を煽るばかりである。(中略)
中共はチベットあるいは国際世論に譲歩したら国民から「軟弱」を責められ、強きに振舞えば国民の排外主義は燃え盛るばかりという引くに引けない状況だ。(中略)
この圧縮された、国境を越えることの出来ないエネルギーの圧力は日々高まっているから、いつ「中国維新」すなわち中共転覆に化けるやもしれない。
毛沢東の「矛盾論・実践論」にはその回答が明確に示されているのである。
毛沢東曰く「思想は、ひとたび大衆に握られると、社会を改造し、世界を改造する力となる」。
注)論理や理論以上に、大衆を捉えた世論、空気が時代を大きく動かすの意。(中略)
仮想論理ですが、オリンピックを開催すると言う事実は、国際非難にさらされ、国際経済の海に飲まれることかもしれません。
冒頭のソ連崩壊や、韓国のIMF受け入れ、日本もオリンピックを契機に国が大きく変化しました。
今すぐではないですが、人口16億とも言われ、50の民族の望みを、一国に集約し続ける事ができるか、これから一度か、二度か、大きな転換点が来るように思います。
国境が堺が、段々高さを低くする国際環境の中で、人々は自分の足元の領域(郷土)がどこかを探し始めているように思います。
小さく視れば、日本の自治体の合併論議で、旧市町村以前の江戸期の自然村の地名の検証が、地元紙で連載されています。生活圏、経済圏、民族と言うところで、「郷土」を意識するのように思います。
オリンピックを終えた後の、中国の国民の目指すものは何かを見て行きたいと思います。
<以前の日記>
・(賛否)たばこ「1箱千円」+税収9兆5千億円と健康志向
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=780630368&owner_id=2182841
私も参加するML(メーリングリスト)の一文に目が止まった。いつもは、表題だけで
読み飛ばすのですが、タイトルとは大事じだなと思います。
内容は、次のようなもの・・・
(MLから、一部転載)
>昨今の中国の混乱を称して、中国の“明治維新”だって。
>そうかな~~ 私にはソ連崩壊のリプレイに見えるけど。
>モスクワ五輪の後でソ連が崩壊した歴史を辿っているのだと思う。
>多分北京五輪は中止になるけど、その方がインパクトは大きい。
>資本家達が華僑と一緒になって五輪中止を招いた共産党を崩壊させる。
以下のURLのコラムを読むと、理解が深まると思います。
>http://www.melma.com/backnumber_108241_4069483/
>頂門の一針 1160号 08.04.20【日)
>中国の“明治維新”
(以下、頂門の一針1160号、一部転載)
不意にひらめいた。
「ははーん、中国の“明治維新”が始まったのだ」
強烈な天皇制支持、日本の文化伝統死守という「愛国主義」と、外国の跳梁跋扈は許さない、開国は認めないという「排外主義」であり、初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣くともフタ取るな、で、一気に圧力が高まって爆発、倒幕になった。(中略)
攘夷=排外主義が、いつの間にか「列強諸国に勝てるように開国=富国強兵=近代国家へ」と化学変化を起こしたのは、維新戦争(戊辰戦争)で近代というもの、たとえば兵器・戦術(スナイドル銃、アームストロング砲、ガトリング機関砲、歩兵操典)など、最新テクノロジーを現場が目にし、「攘夷どころではない、貪欲に異人の技術を我が物にしないと、日本は列強に飲み込まれる」という認識が急速に広まったためであろう。(中略)
中国は、今回のチベット騒乱と、それに対する世界的な北京五輪を巻き込んだ国際的な反発に見舞われている。(中略)
中共としては国際社会の非難に対して「我々は一切間違ったことをしていない、中共は無謬だ」と言い続けるしかないが、結果的にそれは国民の義和団もどきの排外主義を煽るばかりである。(中略)
中共はチベットあるいは国際世論に譲歩したら国民から「軟弱」を責められ、強きに振舞えば国民の排外主義は燃え盛るばかりという引くに引けない状況だ。(中略)
この圧縮された、国境を越えることの出来ないエネルギーの圧力は日々高まっているから、いつ「中国維新」すなわち中共転覆に化けるやもしれない。
毛沢東の「矛盾論・実践論」にはその回答が明確に示されているのである。
毛沢東曰く「思想は、ひとたび大衆に握られると、社会を改造し、世界を改造する力となる」。
注)論理や理論以上に、大衆を捉えた世論、空気が時代を大きく動かすの意。(中略)
仮想論理ですが、オリンピックを開催すると言う事実は、国際非難にさらされ、国際経済の海に飲まれることかもしれません。
冒頭のソ連崩壊や、韓国のIMF受け入れ、日本もオリンピックを契機に国が大きく変化しました。
今すぐではないですが、人口16億とも言われ、50の民族の望みを、一国に集約し続ける事ができるか、これから一度か、二度か、大きな転換点が来るように思います。
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地元小学6年生に、太平洋戦争末期に宇土市で起こった戦闘の話した。
環境と経済の両立を目指す「2005.フューチャー500国際シンポジウムin北京」に参加
<台湾の英雄は宇土にルーツ>宇土市と台湾の台南市の日台交流の準備が始まっています。
世界のデジタル競争力は、日本は世界32位、しかし韓国は6位だった。日本のデジタル化の取り組みを前へ。
11月17日の記事
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:37│Comments(0)
│国際関係