日本「世界に良い影響」、独と並びトップ
2008年04月03日
日本「世界に良い影響」、独と並びトップ
■日本「世界に良い影響」、独と並びトップ…BBC・読売調査
(読売新聞04月02日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=449128&media_id=20
>「良い影響」は、ドイツ、日本に欧州連合(EU)の52%、仏英の各50%が続いた。「悪い影響」はイランの54%が最高で、イスラエル52%、パキスタン50%も5割台となった。
>北朝鮮に対しては「良い影響」の23%に対し、「悪い影響」は44%に上った。米国は「良い影響」が35%にとどまり、「悪い影響」の47%が上回った。
>日本に対する各国の評価を見ると、「良い影響」が最も高かったのはケニアの78%。「悪い影響」は中国55%、韓国52%が目立った。
国の印象(影響)が良いのデーターは嬉しいですね。
なかなか外交面では、弱腰が目立ちますが、ヨーロッパからとても印象がいいようです。
さて、文化力なる言葉を聞くことがありますが、また「力=パワー」と言う印象が強いのが、日本人です。このパワーとは、今日のデーターのような、印象、好意、興味など、ソフト面を表す評価のようです。
以前の日記に書いたのですが、「ハード・パワー」「ソフト・パワー」
ハード・パワー:脅迫であれ報酬であれ、それがなければ人間が行わないような行動を強制する能力のこと。
経済的なアメであれ、軍事的なムチであれ、説得したり強制したりすることは、これまでも長い間パワーの中心的な要素であった。
ソフト・パワー:自らが望んでいることを、他の勢力が同様に希求する(望む)ことによって、好ましい結果を手にする能力(パワー)のこと
ソフト・パワーとは、一つの思想や文化が他者に訴えかける力を持つかどうかだけでなく、基準や制度を通してアジェンダ(課題)を設定する能力が、他の勢力に訴えかけるかどうかによって左右される。
言い換えれば、それは、送り手が伝えようとする無料情報が説得力を持つかどうかに左右される。
例えば、ある国が、他の諸国に自国のパワーが正当であると認識させることができ、しかも国際的制度を確立し、それを通じて他の国が自国の利益と両立できる形で国益を定義するようになれば、とかくコストのかさむ伝統的な経済、あるいは軍事的資源を浪費する必要もなくなるかもしれない。」
(*以上、青木保著「多文化世界」より)
トルコは、親日派が多いと言われますが、これは100年前に出来事が素のなっています。
明治天皇招待で、日本に来た使節団が、帰国途中に紀伊半島沖で、台風に遭い遭難し、打ち上げられた小さな島に助けを求めた。海岸からそそり立つ岩場を60m近くを命からがら登ったそうです。
島の島民200名が、暗い夜空の海岸に打ち上げられたけが人を、背中に背負い、風雨の中で60名の人たちを担ぎ上げ、非常食用に飼っていた鶏を使って、スープを作り、冷え切った身体を温めるために、大人たちが裸になり、暖め続けたそうです。
そのご、神戸の病院へ移り、回復して、日本海軍がトルコまで送り届けたそうです。心温まる話と思います。
名もなき島の島民の命がけの救助作戦が、今もトルコの小学校の教科書に載っているそです。
この「好意:ソフト・パワー」こそが、文化力ではないかと思います。
これは、経済力や軍事力から生まれるものではないと、冒頭のデーターが示しています。
日本の目指す未来は、ソフト・パワーで、世界の人望を集めるような、国民になることではないかと思います。一人ひとりの言動を、向上させ、国際社会で通用するソフト・パワーを身に付けたいものです。
*参考資料:青木保著「多文化世界」(岩波新書)
■日本「世界に良い影響」、独と並びトップ…BBC・読売調査
(読売新聞04月02日)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=449128&media_id=20
>「良い影響」は、ドイツ、日本に欧州連合(EU)の52%、仏英の各50%が続いた。「悪い影響」はイランの54%が最高で、イスラエル52%、パキスタン50%も5割台となった。
>北朝鮮に対しては「良い影響」の23%に対し、「悪い影響」は44%に上った。米国は「良い影響」が35%にとどまり、「悪い影響」の47%が上回った。
>日本に対する各国の評価を見ると、「良い影響」が最も高かったのはケニアの78%。「悪い影響」は中国55%、韓国52%が目立った。
国の印象(影響)が良いのデーターは嬉しいですね。
なかなか外交面では、弱腰が目立ちますが、ヨーロッパからとても印象がいいようです。
さて、文化力なる言葉を聞くことがありますが、また「力=パワー」と言う印象が強いのが、日本人です。このパワーとは、今日のデーターのような、印象、好意、興味など、ソフト面を表す評価のようです。
以前の日記に書いたのですが、「ハード・パワー」「ソフト・パワー」
ハード・パワー:脅迫であれ報酬であれ、それがなければ人間が行わないような行動を強制する能力のこと。
経済的なアメであれ、軍事的なムチであれ、説得したり強制したりすることは、これまでも長い間パワーの中心的な要素であった。
ソフト・パワー:自らが望んでいることを、他の勢力が同様に希求する(望む)ことによって、好ましい結果を手にする能力(パワー)のこと
ソフト・パワーとは、一つの思想や文化が他者に訴えかける力を持つかどうかだけでなく、基準や制度を通してアジェンダ(課題)を設定する能力が、他の勢力に訴えかけるかどうかによって左右される。
言い換えれば、それは、送り手が伝えようとする無料情報が説得力を持つかどうかに左右される。
例えば、ある国が、他の諸国に自国のパワーが正当であると認識させることができ、しかも国際的制度を確立し、それを通じて他の国が自国の利益と両立できる形で国益を定義するようになれば、とかくコストのかさむ伝統的な経済、あるいは軍事的資源を浪費する必要もなくなるかもしれない。」
(*以上、青木保著「多文化世界」より)
トルコは、親日派が多いと言われますが、これは100年前に出来事が素のなっています。
明治天皇招待で、日本に来た使節団が、帰国途中に紀伊半島沖で、台風に遭い遭難し、打ち上げられた小さな島に助けを求めた。海岸からそそり立つ岩場を60m近くを命からがら登ったそうです。
島の島民200名が、暗い夜空の海岸に打ち上げられたけが人を、背中に背負い、風雨の中で60名の人たちを担ぎ上げ、非常食用に飼っていた鶏を使って、スープを作り、冷え切った身体を温めるために、大人たちが裸になり、暖め続けたそうです。
そのご、神戸の病院へ移り、回復して、日本海軍がトルコまで送り届けたそうです。心温まる話と思います。
名もなき島の島民の命がけの救助作戦が、今もトルコの小学校の教科書に載っているそです。
この「好意:ソフト・パワー」こそが、文化力ではないかと思います。
これは、経済力や軍事力から生まれるものではないと、冒頭のデーターが示しています。
日本の目指す未来は、ソフト・パワーで、世界の人望を集めるような、国民になることではないかと思います。一人ひとりの言動を、向上させ、国際社会で通用するソフト・パワーを身に付けたいものです。
*参考資料:青木保著「多文化世界」(岩波新書)
地元小学6年生に、太平洋戦争末期に宇土市で起こった戦闘の話した。
環境と経済の両立を目指す「2005.フューチャー500国際シンポジウムin北京」に参加
<台湾の英雄は宇土にルーツ>宇土市と台湾の台南市の日台交流の準備が始まっています。
世界のデジタル競争力は、日本は世界32位、しかし韓国は6位だった。日本のデジタル化の取り組みを前へ。
11月17日の記事
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
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Posted by ノグチ(noguchi) at 19:40│Comments(0)
│国際関係