(チベット騒乱)「暴動」か「デモ」か、多様な検証が必要
2008年03月21日
(チベット騒乱)「暴動」か「デモ」か、多様な検証が必要
~大道廃れて仁義あり~
■チベット暴動「射殺」から訂正
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=438101&media_id=2
■チベット騒乱、中国が四川省での発砲認める=新華社
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=438333&media_id=52
今朝の新聞に「ラサ暴動で24人逮捕」、NGOによると「拘束数千人」とありました。
「暴動」は、権力側からの発想。民衆側からすると、「デモ」ではないかと思います。
人口16億人?、湾岸部の好景気、オリンピック景気、将来の経済破たんの不安、等々ありますが、でも確実に中国は、好景気(成長期)にあります。
その成長は、上海を中心に、東シナ海岸の湾岸工業地帯、旧軍需産業地域の工業地帯等が、急成長して中国経済を引っ張っています。
しかし、内陸の地域では、中国共産党支配当初の経済状況と変わらない、途上経済のまま。中国国内の経済格差が相当、開いていると思われます。
民主主義の理想の中で、住民自治は限りなく民衆に近いところの在る方が良いと学びました。ラサ自治区は、沿岸部よりはるかな山間地にあり、経済特区でもないし、なにも国の経済振興策は有るようには思えません。
今回のデモは、生活の厳しさと、国内格差の矛盾から噴出した「市民の怒り」のようなものに見えます。みなさんの印象は、どうでしょうか?
上海資本は、中国国内の地下資源を求めて、奔走していると聞きます。エネルギーの中心は、まだ石炭ですが、採掘現場では落盤事故、ガス爆発等々で、毎年5千人の越える人命が失われていると、中国事情メールマガジンで読んだことがあります。
かつての日本の高度成長をはるかにこえる、経済最優先の国家成長は、東アジアを含め経済地図を変えつつありますが、中国国内の多民族性と地域間格差が、ここに来て暴動(デモ)として表面に現われ始めて来たのではと感じます。
今年、中国の威信をかけた「北京オリンピック」は、錦御旗として国民の生活改善行動を押しつぶし、権力(軍事力)で押さえ込む行動と思え、心配でんりません。これから夏にかけて、世界の市民運動家たちの支援が必要な気がしています。
成長が滞った地域の市民が起こす生活改善のための行動を、新聞紙上(日本政府の指導のもと)では「暴動」として発表しているように思えます。今、テレビ・新聞で今回の事件に変わるジャーナリストの「魂」が、問われていると思います。
日本のジャーナリストに、「ペンは、武器より強い」の思いで、民衆の改善要求を市民の視点で検証して欲しいと思います。
*老子の教示より、
「大道廃れて仁義あり」
やれ仁だ、やれ義だと、道徳の高揚が声高に叫ばれるのは、無為自然の「大道」が見失われてしまったからであるという。
<以前の日記>
・銃撃で死亡か チベット人写真
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=748980619&owner_id=2182841
~マザー・テレサ「日々の言葉」より~
私が中国に招待された時、こう尋ねたれました。
「共産主義は、あなたにとってどのようなものですが?」
私は、答えました。
「皆、神の子です、そして私の兄弟姉妹です」と。
すると、だれも一言も言わなくなりました。
完全な沈黙でした。それは、ほんとうです。
なぜなら、同じ愛の神の御手が、あなたを創り、私を創り、
路上のあの人を創ったのですから。
*ジャハ・チャリハ&エドワード・レ・ジョリー
いなます みかこ訳
~大道廃れて仁義あり~
■チベット暴動「射殺」から訂正
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=438101&media_id=2
■チベット騒乱、中国が四川省での発砲認める=新華社
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=438333&media_id=52
今朝の新聞に「ラサ暴動で24人逮捕」、NGOによると「拘束数千人」とありました。
「暴動」は、権力側からの発想。民衆側からすると、「デモ」ではないかと思います。
人口16億人?、湾岸部の好景気、オリンピック景気、将来の経済破たんの不安、等々ありますが、でも確実に中国は、好景気(成長期)にあります。
その成長は、上海を中心に、東シナ海岸の湾岸工業地帯、旧軍需産業地域の工業地帯等が、急成長して中国経済を引っ張っています。
しかし、内陸の地域では、中国共産党支配当初の経済状況と変わらない、途上経済のまま。中国国内の経済格差が相当、開いていると思われます。
民主主義の理想の中で、住民自治は限りなく民衆に近いところの在る方が良いと学びました。ラサ自治区は、沿岸部よりはるかな山間地にあり、経済特区でもないし、なにも国の経済振興策は有るようには思えません。
今回のデモは、生活の厳しさと、国内格差の矛盾から噴出した「市民の怒り」のようなものに見えます。みなさんの印象は、どうでしょうか?
上海資本は、中国国内の地下資源を求めて、奔走していると聞きます。エネルギーの中心は、まだ石炭ですが、採掘現場では落盤事故、ガス爆発等々で、毎年5千人の越える人命が失われていると、中国事情メールマガジンで読んだことがあります。
かつての日本の高度成長をはるかにこえる、経済最優先の国家成長は、東アジアを含め経済地図を変えつつありますが、中国国内の多民族性と地域間格差が、ここに来て暴動(デモ)として表面に現われ始めて来たのではと感じます。
今年、中国の威信をかけた「北京オリンピック」は、錦御旗として国民の生活改善行動を押しつぶし、権力(軍事力)で押さえ込む行動と思え、心配でんりません。これから夏にかけて、世界の市民運動家たちの支援が必要な気がしています。
成長が滞った地域の市民が起こす生活改善のための行動を、新聞紙上(日本政府の指導のもと)では「暴動」として発表しているように思えます。今、テレビ・新聞で今回の事件に変わるジャーナリストの「魂」が、問われていると思います。
日本のジャーナリストに、「ペンは、武器より強い」の思いで、民衆の改善要求を市民の視点で検証して欲しいと思います。
*老子の教示より、
「大道廃れて仁義あり」
やれ仁だ、やれ義だと、道徳の高揚が声高に叫ばれるのは、無為自然の「大道」が見失われてしまったからであるという。
<以前の日記>
・銃撃で死亡か チベット人写真
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=748980619&owner_id=2182841
~マザー・テレサ「日々の言葉」より~
私が中国に招待された時、こう尋ねたれました。
「共産主義は、あなたにとってどのようなものですが?」
私は、答えました。
「皆、神の子です、そして私の兄弟姉妹です」と。
すると、だれも一言も言わなくなりました。
完全な沈黙でした。それは、ほんとうです。
なぜなら、同じ愛の神の御手が、あなたを創り、私を創り、
路上のあの人を創ったのですから。
*ジャハ・チャリハ&エドワード・レ・ジョリー
いなます みかこ訳
地元小学6年生に、太平洋戦争末期に宇土市で起こった戦闘の話した。
環境と経済の両立を目指す「2005.フューチャー500国際シンポジウムin北京」に参加
<台湾の英雄は宇土にルーツ>宇土市と台湾の台南市の日台交流の準備が始まっています。
世界のデジタル競争力は、日本は世界32位、しかし韓国は6位だった。日本のデジタル化の取り組みを前へ。
11月17日の記事
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
環境と経済の両立を目指す「2005.フューチャー500国際シンポジウムin北京」に参加
<台湾の英雄は宇土にルーツ>宇土市と台湾の台南市の日台交流の準備が始まっています。
世界のデジタル競争力は、日本は世界32位、しかし韓国は6位だった。日本のデジタル化の取り組みを前へ。
11月17日の記事
国家意識を現すユーモアとは?〜江沢民(中国・元国家主席)のハワイでのスピーチ〜
Posted by ノグチ(noguchi) at 22:09│Comments(0)
│国際関係