認可外保育に、公的保育支援必要

2011年01月27日

認可外保育に、公的保育支援必要
   
 先日、夜間保育について会議があった。資料を読み、熊本都市圏の夜間保育利用の増加に目を見張った。多くが認可外保育所が担っているとは聞いていたが、今後は夜にも認可保育所の増設が必要と思います。認可できない状況であれば、子ども手当てだけでなく、保育現場を支援する仕組みも必要と思います。

 18年も前だが、わが家の子どもたちは、保育内容は重要な要件だったが、早朝・延長の保育がある認可外保育所で育った。当時の熊本市の認可外保育支援は、一年に一度だけ、健康診断の初診料千円を助成するだけだった。保護者会で、何度も子育て支援の助成をお願いに行ったが、改善しなかった。

 熊本市都市圏もそうですが、全国には認可園に入れない子どもたちがたくさん待機しています。わが家の子どもが通って居た時期に、既に東京都心のいくつかの区は、認可・無認可を問わずに保育助成をしていました。

 管首相の施政方針演説に、子育て支援の充実と男女共同参画社会の推進がありました。日本の女性労働者は、中年時にM字カーブの減少があります。成熟期に入った日本経済を内部から活性化する一つが、女性の社会進出と言われます。

 私は、熊本県男女共同参画推進員をしていますが、低迷する地方で、女性が就労するには、昼夜を問わず仕事を探す厳しさがあります。地方の高齢期化社会に対応する仕事が増える中、午後から深夜、24時間保育等、夜間に子どもを安心して預けられる保育の充実が必要です。それは、認可外保育所で働く保育師の労働改善にもつながるので、ぜひ実現をして欲しいと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 18:00│Comments(0)男女共同参画社会
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