人は見た目とは違うことが多い。10年くらい付き合わないと判断が難しい。〜真面目だけではダメなのか?〜

2022年11月22日

人は見た目とは違うことが多い。10年くらい付き合わないと判断が難しい。〜真面目だけではダメなのか?〜

(長文です、お時間ある時にお読みください)

数日ぶりのウォーキングは、14000歩を超えていました。下弦の月もきれいで、星空も冬の星座になっています。

さて汗を流して、開いた曽野綾子さんの本『ただ一人の個性を創るために』第十二話「皆いい子のなれの果て」に、曽野綾子の体験からから一文がありました。末尾に、以下の一節になるほど、と思います。

(以下、本より)

 私は人を見るとすぐ悪く考える習性が残っていた。穏やかそうな顔をしているけれど、家では厳しい人なのではないだろうか。お金持ちらしいことを言ってはいるけれど、こういう人こそ借金だらけかもしれない。犬を可愛がっていて、犬の話をすると目尻がさがるけれど、世の中には犬には優しくても人には全く優しくない人というのもけっこういるのだ、などと思うのだ。
(以上、『ただ一人の個性を創るために』より)

この文の次のページの見出しは、

「物事には裏があり、人には陰がある」

ほーっ!

曽野綾子さんは、常に人を真正面から見ていないのか?

人間、初対面の印象が大事と何人も聞きました。

しかし、私の体験は、人間は10年くらい付き合わないと、どんな性格で、何の目的を持っているか、判断できない。そんなことに気をつけていると、いろんな情報が耳に入るものです。

先月の選挙前、支持者から言われたのは、

「野口君は、真面目だね。もっと我を出した方が良かつじゃなかと」

我とは何か?

目的のためならなんでもやれ、ということだろうか?

松下電器(現、パナソニック)の4代前の社長が掲げたスローガンは、

「真面目に、それも超真面目」

を実践すると、語っていました。創業者精神への回帰、松下幸之助も真面目をモットーに仕事をしていました。

曽野綾子さんではないですが、

真面目そうに見えても、家族には厳しく、中には暴力もある夫がいると聞く。

昨日見た、矢島揖子伝の映画では、幕末期の騒乱の中で、武士の夫が、時代変化について行けず、酒浸りになり、子女に暴力や暴言を、毎日やっていた。矢島揖子は、男に見切りを付け、自ら離縁して、東京での生活に夢をかける。

男女格差に対する反対運動を起こし、決死の覚悟で政府に直談判したり、80歳を超えて、渡米して、世界の女性たちの反戦の1万人署名を、アメリカ大統領に渡すなど、その行動力はずば抜けていました。

人は見かけなよらない個性を持っている。矢島揖子は、男に頼らない生活力を付け、自らの考えで社会改革に取り組んだ。

だから、第一印象ではなくて、10年くらい付き合わないと判断できないと、私は思っています。

朝から、話が長くなりました。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:23│Comments(0)男女共同参画社会偉人市民活動
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