<地方議会の議員活動が問われいる>「四十、五十にして聞えるなきは(畏るるに足らざるのみ)」〜安岡正篤〜

2021年03月12日

<地方議会の議員活動が問われいる>「四十、五十にして聞えるなきは(畏るるに足らざるのみ)」〜安岡正篤〜

私は62歳になりました。時の過ぎるのは早いものです。議員なって11年目です。毎議会がとに、質問を続けています。

写真(安岡正篤語録)から思うこと、

安岡正篤先哲の言葉を知ったのは42歳でした。きっかけは、宇土市の中国古典輪読会「中澄会」でした。その後、関西師友会の熊本支部の研修に参加しました。安岡正篤の教えを学ぶ全国の支部の一つに入り、『日本精神』なる本に、影響を受けました。

中国古典の勉強に参加して20年、未だに学ぶ生徒であり、勉強後の先輩たちの現代の政治家たちの批評から、ニュースのゴシップ、スキャンダル、失言、等々に対する意見は、リーダーの役割とは何かを学んでいます。

安岡正篤先哲は、「平成」を名づけた方ですが、本来の教えは身近なところにあります。

『安岡正篤一日一言』の3月11・12日の訓示に、以下があります。

(以下、本より)

 名を天下に馳せるなどということはあえて自ら欲すべきことではない。場合によっては親戚・縁者だけの間でもよい。いい叔父さんだよと言われるだけでよろしい。
 大小は問わずどこかでやっぱり聴こえなければ、四十、五十になった値打ちはない。いい年をして、世間に出ても人からいやがられ、家にいる帰っても女房・子供からいやがられる、そんなことでは人間はダメである。
(以上、『安岡正篤一日一言』より)

ドキッ!、とします。

私の30代、40代の行動は、どうだったか?

私は、50代からの市議会議員活動を始めたが、自分の言動はどうか?

議員活動の基本は、まず家族でありますが、妻の理解と協力から始まります。

実は、今回の3月議会の私の一般質問を、私が市議になって以来、11年経ちますが、始めて仕事を休んで妻が傍聴してくれました。・・・、「私だけでなく、他の議員の質問も聞いて」と要望していたら、妻曰く「あっという間の2時間、また聞きたい」と言いました。

私は、52歳から市議会議員になり、活動をしてきました。専門分野だけでなく、"困った人の課題解決"が市議の役割をですから、勉強し質問し、政策につなげています。

4年間、一度も質問しない議員がいます。まーっ、長老格の議員ならまだしも、"逃げ"でしょうが、全くしない議員がいる。でも宇土市議会は、長老格もちゃんといつ質問をしています。

議員は、"質問で行政内容を問う"、でこそ議員と思ってやってきました。

話が戻りますが、四十、五十の例えは、"役割の仕事をしていますか?"です。

そこで、「あなたは、みずからの役割を務めていますか?」が、地方議会に問われいると思います。
<地方議会の議員活動が問われいる>「四十、五十にして聞えるなきは(畏るるに足らざるのみ)」〜安岡正篤〜


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