<里山資本主義>山の保全のために取り組む民有林の団地化事業に取り組んでいます。

2021年01月07日

<里山資本主義>山の保全のために民有林の団地化事業に取り組んでいます。

2013年に初版が出た『里山資本主義』なる本を2015年の正月に読み、その翌年、人吉球磨の林業を視察する機会があり、山も事業化(大型・量産)すると仕事になるんだ、と学びました。

しかし、小さな山では、大型・量産は難しいので、諦めていました。しかし、3年前から始まる森林税の取り組みを知り、"これはいける!"と、4年前の秋から取り組み始めました。

この事業計画は、私の住む地域の山林で、放置林も含め民有林約200haを団地化して国から助成を使い、間伐や伐採、さらに作業道を作る事業です。

昨年の春まで約2年間かけて、団地化に同意した民有林を、一つひとつ現地(材種、立木状況、本数等)確認してきました。現在は、間伐や伐採の計画中ですが、それが終われば「日が当たる林」になるように間伐を進めていきます。

・そのきっかけ
 4年半前、我が家は、危うく床上浸水になるような水害を受けました。原因は、山から流れ出た土砂や石により、川底を埋めて深さが半分になるほど埋まり、川の水が溢れた。
 昨年夏の球磨川もそうですが、荒廃した山林から土砂や石が流れ出し、川底に溜まり、水害を大きくしたことが熊日新聞にも取り上げられていました。
 この山の土砂崩れを防ぐのが、林の地面に日が指す環境に変えていくことです。
 中山間地域は、過疎化が進み、中には誰の土地かもわからないような山林もあり、日が差し込むことなく、薄暗く土地は痩せて、ちょっとした雨でも表土が流れる状況になっている。

 山のためにも、河川の水害防止にも、中山間地域の仕事づくりにもつながる民有林の団地化と伐採保全計画の策定が必要なのです。山を生き返らせることで、栄養分のある水を里や田畑、海にも供給できます。

海の生き物が求めている、栄誉と小さな砂を送るために、今回の事業が重要と考えています。

熊本県下でも何箇所か計画中です。新聞にあった緑のダムの効果が出るまでは、まだまだ先ですが、地道に山の再生を取り組む活動・事業を推進しています。

それと、耕作放棄地の再生活動は、今夏から取り組む予定なので、その事業計画がまとまったらご紹介します。

<里山資本主義>山の保全のために取り組む民有林の団地化事業に取り組んでいます。
<里山資本主義>山の保全のために取り組む民有林の団地化事業に取り組んでいます。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 15:02│Comments(0)まちづくり宇土市市民活動
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