浮き沈みに一貴一憂していては身が持たない。悠然と生きる。

2014年04月10日

浮き沈みに一貴一憂していては身が持たない。悠然と生きる。

おはようございます。朝ウォーキングは、予定時間に起きれず、ショートコースでした。でも、歩くと気分はスカッとします。風呂が溜まる間に、朝読書です。今日は、中国古典の名言集です。守屋洋氏の編著が好きで読んでいます。

今日は、次の三つの言葉です。

一死一生、すなわち交情を知る。
一貧一富、すなわち交態を知る。
一貴一賤、交情すなわち見わる。

偉くなったり金持ちになったりすれば人が集まり、貧乏になったり左遷さされたりすると人は去る。それを薄情だと恨んでもいたしかたない。人のつき合いというものはそんなもの、というのである。・・・、

だから、高いポストに抜擢されたからといって得意になることもないし、左遷されたからといって悲観することもない。人生の浮き沈みに合わせて一喜一憂していては、身が持たないと思います。悠然と、日々の与えられた仕事をこなして行けば、いつか又役が回ってくるものです。投げやりになるのでなく、目の前の問題を誠意を持って取り組むしか、道は開けないと思います。

ただ肝心なのは、私利私欲が多ければ人は集まらない、と先人も語っている。

「桃李言わずして下自ら蹊を成す」

漢の時代の猛将「李広」は、私欲の無い人で、恩賞はことごとく部下に分けてやった。行軍中の泉での水飲みも、部下が飲み終わってから飲んだ。李広の下には、有能な人材が自然に集まって来た。それが、上記の言葉となった。日本にこの史実にあやかった大学が「成蹊大学」ですが、そんなリーダーがはして現代にいるか?

人の縁は、自分の言動を写すものとも言います。

一死一生、一貧一富、一貴一賤。

周りの噂に、一喜一憂せず。誠実に、自分もできることを実践するしかないのだと思います。今日は、建築の仕事を済ませること、午後は今月末のイベント手伝い、与えられた仕事を地道にやりたいと思います。

*参考資料:守屋洋著『中国古典 一日一話』
  

Posted by ノグチ(noguchi) at 07:06Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他