〈武雄市の風:樋渡氏の挑戦〉先駆者とはなにか。専欲に陥らない方法は。
2013年09月02日
〈武雄市の風:樋渡氏の挑戦〉先駆者とはなにか。専欲に陥らない方法は。
おはようございます。今朝は、厚い雨雲の空模様、1日中雨のようです。さて、昨日はほぼ1日、9月の定例市議会の準備をしました。また、約半年動き回って調査した資料の整理もあり、椅子に座ったまま家の近くを流れる川の音だけを聞きながら、PCのキーボードを叩き続けました。
さて、書斎の机周りに置く人生訓のことばで、二つの訓示が、ここ1週間の出会いから心にとまりました。「先駆者」と「独断専行」の違いは何か?
すばらしい武雄市の図書館を訪問し、樋渡市長の説明を聞きながら、先駆者とは樋渡氏のことではないか。様々な新しい取り組み、情報発信の革命とも言える動き、加えて地域活性の斬新さ、それを支えるスタッフの努力、常に先頭を走っていると、直接話しを聞き感銘を受けました。
樋渡氏は、自分の考え通りにやらないと新しい試みは実行できないが、周りの意見(衆知)に耳を傾け、先走る分、不備の修正を忘れず、逐次改善も続けていると話されました。
はたして、先覚者、先駆者と言われる人物は、どうやって出てくるのか? 昭和の東洋哲学者の安岡正篤氏の「先覚者先駆者」についての解説があった。安岡正篤著『こころに書き写す言葉』より、
「新しい世界を拓くということは、決して群衆や大衆から生まれるものではない。必ず一人か幾人かの少人数の人々から始まる。それがいつの間にか普及して大きな勢力となるので、これを先覚者とか先駆者というのである」
このページに・・・「この一人がいればこそ」
とあった。時勢〈時代)の先を見定め、果敢に挑戦して行く人物こそ、先駆者と言えるのかもしれません。武雄市の樋渡市長は、そのようなリーダーの一人ではないかと最近思っています。
樋渡氏の登場は、武雄市に大きな風を起こし、全国に名前を轟かせました。しかし、その改革の風を学ぶ人の多さ、図書館の視察の多さからも時勢に適っていると感じます。韓国の金大中大統領は「リーダーは半歩前を歩く、片手は後ろの民衆と手をつないでいる。進みすぎたら半歩後ろに戻り、民衆の目線で時代を見る」と語ったとか。
樋渡氏は、独断専行のようにも見えますが、周りの意見(衆知)を集める気配りも忘れないところが良いなと思います。 中国古典の『左伝」にも、「衆怒は犯し難く、専欲はなり難し。二つの難きを合わせて以って国を安んぜんとするは、危うきの道なり」とある。
衆怒とは、大勢の怒り。専欲とは、自分一人の欲望。
樋渡市長は、「自分の行きたい図書館を作った。これまでの専門家たちの意見は求めなかった。ただ完成後は、逐次修正に務めている」と、自治体を預かる政治家として、衆知を集め、様々な要望に応える努力もされるのもすばらしい。
昨日、熊本県の第二都市「八代市」の市長選挙は、2期目を目指す革新系の市長を退け、政府寄りの候補が初当選を果たした。武雄市は、来春が市長選挙だそうだが、ぜひとも樋渡氏に3期目の当選を果たしていただき、更なる地域社会の活性を目指して、地方政治を前へ進めて欲しい、と強く願っています。
おはようございます。今朝は、厚い雨雲の空模様、1日中雨のようです。さて、昨日はほぼ1日、9月の定例市議会の準備をしました。また、約半年動き回って調査した資料の整理もあり、椅子に座ったまま家の近くを流れる川の音だけを聞きながら、PCのキーボードを叩き続けました。
さて、書斎の机周りに置く人生訓のことばで、二つの訓示が、ここ1週間の出会いから心にとまりました。「先駆者」と「独断専行」の違いは何か?
すばらしい武雄市の図書館を訪問し、樋渡市長の説明を聞きながら、先駆者とは樋渡氏のことではないか。様々な新しい取り組み、情報発信の革命とも言える動き、加えて地域活性の斬新さ、それを支えるスタッフの努力、常に先頭を走っていると、直接話しを聞き感銘を受けました。
樋渡氏は、自分の考え通りにやらないと新しい試みは実行できないが、周りの意見(衆知)に耳を傾け、先走る分、不備の修正を忘れず、逐次改善も続けていると話されました。
はたして、先覚者、先駆者と言われる人物は、どうやって出てくるのか? 昭和の東洋哲学者の安岡正篤氏の「先覚者先駆者」についての解説があった。安岡正篤著『こころに書き写す言葉』より、
「新しい世界を拓くということは、決して群衆や大衆から生まれるものではない。必ず一人か幾人かの少人数の人々から始まる。それがいつの間にか普及して大きな勢力となるので、これを先覚者とか先駆者というのである」
このページに・・・「この一人がいればこそ」
とあった。時勢〈時代)の先を見定め、果敢に挑戦して行く人物こそ、先駆者と言えるのかもしれません。武雄市の樋渡市長は、そのようなリーダーの一人ではないかと最近思っています。
樋渡氏の登場は、武雄市に大きな風を起こし、全国に名前を轟かせました。しかし、その改革の風を学ぶ人の多さ、図書館の視察の多さからも時勢に適っていると感じます。韓国の金大中大統領は「リーダーは半歩前を歩く、片手は後ろの民衆と手をつないでいる。進みすぎたら半歩後ろに戻り、民衆の目線で時代を見る」と語ったとか。
樋渡氏は、独断専行のようにも見えますが、周りの意見(衆知)を集める気配りも忘れないところが良いなと思います。 中国古典の『左伝」にも、「衆怒は犯し難く、専欲はなり難し。二つの難きを合わせて以って国を安んぜんとするは、危うきの道なり」とある。
衆怒とは、大勢の怒り。専欲とは、自分一人の欲望。
樋渡市長は、「自分の行きたい図書館を作った。これまでの専門家たちの意見は求めなかった。ただ完成後は、逐次修正に務めている」と、自治体を預かる政治家として、衆知を集め、様々な要望に応える努力もされるのもすばらしい。
昨日、熊本県の第二都市「八代市」の市長選挙は、2期目を目指す革新系の市長を退け、政府寄りの候補が初当選を果たした。武雄市は、来春が市長選挙だそうだが、ぜひとも樋渡氏に3期目の当選を果たしていただき、更なる地域社会の活性を目指して、地方政治を前へ進めて欲しい、と強く願っています。