天日干し海苔 昭和を思出す    

2015年03月04日

天日干し海苔 昭和を思出す    

 住吉漁協で復活した手漉き、天日干し海苔の体験会があったことが新聞記事で紹介された。私は、1月に行われた天日干し海苔の作業を見学に行きました。
   
 海で摘み取られた海苔を大きな桶に入れ、水と海苔を混ぜ適度の濃度にして、専用の升で汲み取り、一枚一枚に伸ばし、スポンジで水分を取り、障子の桟のような道具に一枚づつ取り付け、太陽光で乾かす、人でのかかる作業でした。
   
 作業をされている方は、70代の熟年世代。休憩時間に、子ども時代の海苔作業の話を聞けた。「学校に行く前に海苔を干し、5時間目が終わるころ早退して、乾いた海苔を片付けるのが子どもの仕事だった。父母、祖父母、子ども総出の一日がかりの作業だった」と教えてもらいました。
   
 出来立ての天日干し海苔を賞味させてもらいました。甘みがあり磯の香りがほんのりしてとてもおいしかった。現代の海苔作業は、多くの部分を機械が担っていますが、冬季限定の厳しい、昼夜を問わない仕事には変わりがありません。忙しい時代だからこそ、時には昭和の時代を思い出す、天日干し海苔作業の見学は、とても良い経験をしたと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 22:48│Comments(0)熊本の出来事マイライフ
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