(持続可能)サスティナビリティとは何か、理念・時間
2008年05月16日
■寸秒争い、人命救え=日本の援助隊も活動開始-中国四川大地震
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=490006&media_id=4
四川大地震の大きさには、驚くばかりですが、各国から救援の支援が集まり、一人でも命が助かることを願っています。
(持続可能)サスティナビリティとは何か、理念・時間
最近良く聞く言葉に、「持続可能な社会」「サスティナビリティ」「次世代への責任」等々、目にすることが多くなりました。この持続可能な社会とは、どれくらいの時間と範囲を示すのだろうかと考えます。
家族には、曾祖父母、祖父母、父母、私、子供、孫、曾孫、くらいがこの世で出会える血のつながった人と思います。横へ広がるのは、兄弟姉妹、叔父叔母、従兄弟・従姉妹、更に親族と続きます。
自分の人生が影響を及ぼす範囲、次世代とは、何処まで責任を負えば良いのだろうかと考えると、化石燃料・希少資源の枯渇は、2度と元にはもどりません。再生利用を限りなく続けるしかありません。
その点、温暖化は、生活スタイルを変え、エネルギー機構を変革し、CO2を限りなく出さない仕組みに、世界が一致して取り組むことで、気候変動を抑え、さらには半世紀前の空気に戻すことも可能性もあるように思います。
アメリカ・インディアンのことわざに、「7代先のことを考えて生活をしなさい」とあるそうです。現代人は、そんな思いを持って生活をしているとは思えません。行け行けドンドンと、目先の利益に突っ走るだけの競争心だけが発達し、後世への思いを持つ人々は皆無に等しいように感じます。
最近の自然からの警告は、地震、津波、台風、大雨、旱魃と増える中で、多くの知識人たちが、真剣に次世代への責任を考えるようなりました。
「エコロジカル・フットプリント」は、生物の出す廃棄物を、元の自然に再生する(戻す)許容力を測る指標ですが、既に1980年代後半にその転換点を越え、現代文明は、再生不能の領域へドンドン踏み込んでいます。
5月12-14日の木内孝氏の講演ツアーに同行し、様々な視点、様々な場面から、木内氏から多くの示唆を頂きました。今年で、7回目の熊本招聘ですが、講演を聞く度に「地球は、確実に悪化している」ことを気づかされます。
ただし、この地球とは、地球の大気圏内と地表数キロ地殻部分を指していて、でっかい地球本体のことではありません。
地球を中心に考えると、地球自体は地球の薄皮部分がどんなになろうと、ビクともしないのかもしれません。
地表を覆う薄い、自然環境を酷使して来た人間たちは、文明を享受するかわりに、気候変動(変化)を起し、人間だけでなく、他の生物に大きく負荷を与え、種の現象を加速させています。
人間は、地球生物の生きた証を吸収しながら、行き続けてきました。その数は、今だに増え続けています。
1950年 25.2億人
2000年 60.8億人(2.4倍)
増加率は、鈍化したと言いますが、それでも増え続けています。
2050年には、最大106.5億人、最低でも76.8億人に達すると言われています。
それと、木内氏の講演の中で、工業・運輸、自動車等の出すCO2の量と、畜産の動物が吐き出すCO2の量が変らないくらいあるそうです。これも、人間の肉食の増加に伴って増え続けています。畜産は、多くの水を使用しますから、途上国の人々の水不足にも加担していると言われています。
そこで、サスティナビリティとは何かと考えるヒントが、「サスティナビリティの科学的基礎に関する調査2006」に、次にように解説されていました。
(以下、転載)
サスティナビリティとは、世代間責任(intergenerational responsibility)が基本概念となっている。ブルントラント委員会によるサスティナビリティの定義で、将来世代が複数形(future generations)となっているように、将来世代の視点が重要である。人間の世代交代には、25年前後は要することを考えると、「サスティナビリティ」という考えの時間軸は、少なくとも50年の長さで捉えるべきと言える。(「サスティナビリティの科学的基礎に関する調査2006」より)
今から50年後、2058年の世界はどんな環境になっているのでしょうか。
そのころ私は、既にこの世に居ないでしょうが、とても心配になります。
人間社会も、自然の生物たちも、今のまま持続するには、どうしたら良いか、一人ひとりが真剣に考える時機に来たと感じています。
ぜひ、http://www.sos2006.jpを検索して、地球の現状を確認してください。
そして、みんなで考えましょう。自分たちの子供、孫、曾孫たちのために。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=490006&media_id=4
四川大地震の大きさには、驚くばかりですが、各国から救援の支援が集まり、一人でも命が助かることを願っています。
(持続可能)サスティナビリティとは何か、理念・時間
最近良く聞く言葉に、「持続可能な社会」「サスティナビリティ」「次世代への責任」等々、目にすることが多くなりました。この持続可能な社会とは、どれくらいの時間と範囲を示すのだろうかと考えます。
家族には、曾祖父母、祖父母、父母、私、子供、孫、曾孫、くらいがこの世で出会える血のつながった人と思います。横へ広がるのは、兄弟姉妹、叔父叔母、従兄弟・従姉妹、更に親族と続きます。
自分の人生が影響を及ぼす範囲、次世代とは、何処まで責任を負えば良いのだろうかと考えると、化石燃料・希少資源の枯渇は、2度と元にはもどりません。再生利用を限りなく続けるしかありません。
その点、温暖化は、生活スタイルを変え、エネルギー機構を変革し、CO2を限りなく出さない仕組みに、世界が一致して取り組むことで、気候変動を抑え、さらには半世紀前の空気に戻すことも可能性もあるように思います。
アメリカ・インディアンのことわざに、「7代先のことを考えて生活をしなさい」とあるそうです。現代人は、そんな思いを持って生活をしているとは思えません。行け行けドンドンと、目先の利益に突っ走るだけの競争心だけが発達し、後世への思いを持つ人々は皆無に等しいように感じます。
最近の自然からの警告は、地震、津波、台風、大雨、旱魃と増える中で、多くの知識人たちが、真剣に次世代への責任を考えるようなりました。
「エコロジカル・フットプリント」は、生物の出す廃棄物を、元の自然に再生する(戻す)許容力を測る指標ですが、既に1980年代後半にその転換点を越え、現代文明は、再生不能の領域へドンドン踏み込んでいます。
5月12-14日の木内孝氏の講演ツアーに同行し、様々な視点、様々な場面から、木内氏から多くの示唆を頂きました。今年で、7回目の熊本招聘ですが、講演を聞く度に「地球は、確実に悪化している」ことを気づかされます。
ただし、この地球とは、地球の大気圏内と地表数キロ地殻部分を指していて、でっかい地球本体のことではありません。
地球を中心に考えると、地球自体は地球の薄皮部分がどんなになろうと、ビクともしないのかもしれません。
地表を覆う薄い、自然環境を酷使して来た人間たちは、文明を享受するかわりに、気候変動(変化)を起し、人間だけでなく、他の生物に大きく負荷を与え、種の現象を加速させています。
人間は、地球生物の生きた証を吸収しながら、行き続けてきました。その数は、今だに増え続けています。
1950年 25.2億人
2000年 60.8億人(2.4倍)
増加率は、鈍化したと言いますが、それでも増え続けています。
2050年には、最大106.5億人、最低でも76.8億人に達すると言われています。
それと、木内氏の講演の中で、工業・運輸、自動車等の出すCO2の量と、畜産の動物が吐き出すCO2の量が変らないくらいあるそうです。これも、人間の肉食の増加に伴って増え続けています。畜産は、多くの水を使用しますから、途上国の人々の水不足にも加担していると言われています。
そこで、サスティナビリティとは何かと考えるヒントが、「サスティナビリティの科学的基礎に関する調査2006」に、次にように解説されていました。
(以下、転載)
サスティナビリティとは、世代間責任(intergenerational responsibility)が基本概念となっている。ブルントラント委員会によるサスティナビリティの定義で、将来世代が複数形(future generations)となっているように、将来世代の視点が重要である。人間の世代交代には、25年前後は要することを考えると、「サスティナビリティ」という考えの時間軸は、少なくとも50年の長さで捉えるべきと言える。(「サスティナビリティの科学的基礎に関する調査2006」より)
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<認定は県か国か>水俣病を思い詠まれた天皇皇后両陛下の歌3首に感銘。
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Posted by ノグチ(noguchi) at 20:36│Comments(0)
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