年末年始の各分野のリーダーたちのメッセージに期待

2011年12月18日

年末年始の各分野のリーダーたちのメッセージに期待

 朝の読書は、朝食のままテレビを見ながら、テーブルに何時もある数冊の中から、作家の田辺聖子さんの『女のおっさん箴言集』に、以下の一節があった。

(以下転載)
 日本の男や女、自分でオそトナと思っているけれども、あんがい、まだオトナになりきっていないのが多い。(実はある意味では私自身もそうだけど)プライドや面目、威厳を保つのがオトナとオトナと思われていて、笑いと一ばん遠い地点にいることがオトナだと信じ切っている。
 笑いは、人間の威厳と相反するものと思っている人が多い。職種に関係なくそういう人はいる。
 笑いやユーモアを愛していたって、その人の人間的な偉さには関係ないのに、世の中には威張りたがる人、マジメぶりたがる人が多く、笑ったらソンみたいに思っているから困ってしまう。(『いっしょにお茶を』)

 ジョークと親父ギャグは違う。
 しょうもないギャグは、場が白けてしまう。懲りずやる度胸もさることながら、呆れられたら人望も下がってしまいます。
 それが、リーダーや社長ともなると、親父ギャグでは話にならない。増して、政治家となると、発言が社会問題にもなります。
 昨日の日記に書いたケネディ兄弟、特にジョンF ケネディ大統領の演説の素晴らしいと思います。時々に演説に織り込まれる教養豊かで、ユーモアのあるジョークは、知る人ぞ知る名演説は、感動を与えました。ライターの書いた演説原稿を、何度も何度も、書き直し、読み返した、と言われています。
 日本の政治家は、多忙とは思いますが、その真似事でもして欲しいものです。

 さまざな分野のリーダーたちが、年末年始どんな言葉を語るか、楽しみに聞きたいと思います。感動するような、メッセージを期待しています。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 12:07│Comments(0)名言・スピーチ・訓示・他
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