九州電力の川内原子力発電所の視察研修

2011年09月21日

九州電力の川内原子力発電所の視察研修

 昨日は、地元の区長会(振興会)の一泊研修に同行することになった。目的地は、鹿児島県の薩摩川内市にある、九州電力川内原子力発電所で、私自身初めての見学になります。きっかけは、区長会長の就任した伊藤氏が、「原発でも見て、勉強しよう」から始まったが、私は玄海原発は、一度子供たちを連れて行ったことがあるので、いつか川内原発を見に行きたいと思っていたので、好都合と思い同行し、みなさんの意見を聞きたいと思って参加します。

 4月末に、熊本大学大学院の地球物理学部の渋谷教授に、九州周辺の海底地震の可能性を訊ねに行ったおり、川内原発、玄海原発は、どちらが津波被害の可能性があるか聞いた。渋谷氏は、「沖縄沖の海底地震は、300年~500年に一度大きな地殻変動を起こしている。東北並みの巨大地震は、その5倍~10倍の期間に一度起きる可能性がある。もし沖縄沖で大きな海底地震は発生すれば、川内原発には4~6メートルの津波が来る事があると思う」と、あった。


 鹿児島県の九州電力の川内原子力発電所で、福島第一原子力発電所の津波よる被害を検証して、防御策の説明ありました
 日々、毎日放射線を計らなければならならないような発電設備は、今後作ってはならないと思う。これからは、建設してはいけない。違った方法で社会を作りたい。

 原子力発電所の敷地に入ってきました。ゲートのチェックは、旅客機並みにひとりひとり身分証明書の確認があった。その理由は、アメリカのテロの影響だそうだ。そんな危険な軍事標的になるような発電所を作るよりも、環境に配慮した次世代には誇れるエネルギーの仕組みにしないといけないと思います。

 今日の研修は、久々に水俣病資料館に入り、公害の被害の甚大さを確認して、企業の無責任の行為を憤るとともに、行政の監督責任も足りなかったと思いました。まだまだ、水俣病は、終わっていないと思いました。
 さて、昨日の九州電力川内原子力発電所の視察をしながら考えたことは、福島第一原子力発電所の事故は、見方を変えれば、放射能による公害とも言えるのではないかと思います。放射能の減衰には、半世紀とも300年とも言われますが、元の住民はいつになれば帰宅できるか分からない不安からしても、影響を受けた地域の範囲の広さからも、国内史上最大の公害と思います。国民がそのことを理解して、この国難に立ち向かわなくはならないと感じます。
 明治の公害が足尾鉱毒被害、昭和の公害が水俣病、平成の公害が福島第一原子力発電所事故、日本から公害の文字が消えることがないように思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 16:25│Comments(0)マイライフ
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