小学校新築で痛恨の設計ミス、施工不良で、議会から追求される

2011年09月14日

小学校新築で痛恨の設計ミス、施工不良で、議会から追求される

 晴天の熊本です。

 さて、今日は議会の文教厚生委員会で、教育、文化、福祉、老人介護、国民健康保健、などなど、補正予算の検討、審査が1日続きます。今回の最大の関心と疑問が、地元の小学校の新築工事における県と協働する「アートポリス事業」について聞く予定です。県の事業で、都会や海外の建築家を選定し、デザイン性の高い建物を作る事業です。

 その建築家のアトリエ事務所が設計した宇土市立網津小学校の新築間もない床が、盛り上り歩けない状態なった。状況を見に行って驚いたのは、床下に湿気を抜く「換気口」が無いこと、さらに床材が合板ではなく「むく材」で、湿度のよって伸縮する素材だった。
 9月議会で、建築家、工事会社に説明求めると言い訳がばかり、建築の知識不足を反省する態度がまったく見えない。一人の議員が「言い訳はもういい、最後まで責任をとるのか」と詰め寄られたれ、言葉が出なかった。

 建設会社いたっては、この状況に「びっくりした」と、言い訳が始まった。80年を越える老舗の建設会社が、これまで似たような経験をしてないはずはないし、まったくの建築の知識不足と思われるミスを犯すことに問題があると考えています。入札金額も、他を圧倒する安さで受注してます。今後、色々論議されなけばいけないと考えています。

ちなみに、この小学校は、権威ある建築雑誌「新建築」の表紙を飾った。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 12:36│Comments(0)熊本の出来事
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