熊本市をアジア初のフェアトレードシティへ
2010年03月05日
熊本市をアジア初のフェアトレードシティへ
昨日、熊本市でフェアトレード国際シンポジムが開催された。熊本市の国際交流会館に、世界で初めてフェアトレードタウンになったイギリスのガースタンから、フェアトレード活動家のブルース・クローザー氏、東京経済大学の渡辺龍也教授、横須賀市の国際交流会長の松本義弘氏を初め、東京、関西、九州各地から、フェアトレードに関わる人々が集まり、熊本市のNOGフェアトレード熊本の明石祥子代表が呼びかけ、開催された。
今回の国際シンポジウムは、先週からの東京、大阪、熊本の一連事業で、延べ600名が参加する事業となった。熊本会場には、約70名が集まり、世界で約1000の町や市が、フェアトレードタウンを宣言し、活発に活動をしていること知った。
世界初のフェアトレードタウンの宣言した町「ガースタン」の活動の経緯と、現在の状況の報告、イギリスの活動に広がり、さらに北米でも広がっているとことが報告された。フェアトレードは、元々、買い物で途上国を支援しようという「公正な貿易」の活動から始まった。先進国の人たちのニーズを伝え、途上国の人たちに伝え、製品・商品をつくり、途上国の人たちが当たり前に生活できる価格買い取り、先進国で販売をするネットワークのことです。
これまで、途上国と先進国の経済格差は、金銭的な支援が主でした。しかし、その現実は、日本のODAを代表とされる、造りっぱなし、支援が切れると活動もしぼむのが、これまでの国際支援でした。フェアトレードは、ビジネスとして、途上国の生産者を支援する仕組みで、互いが対等の立場で仕事をする協働体です。
フェアトレードの反対は、アンフェアトレードですが、現在の国際市場主義経済「グローバルスタンダート」は、相手のことは考えず、安ければどれだけでも安く買いたたく考え方で、製造業も流通業も、安いところ安いところを仕入れ先を求めて、世界中をデフレスパイラスルに陥れ、その影響が自国の産業も格差を生み、貧困層が増え続けています。
日本もその影響があり、農業産品、製造業はもとより、あらゆる産業でデフレ傾向にある。安ければ良いの考えでは、世界も、国内も、成り立たなくなっている現状があります。しかし、日々の生活の厳しさから、やはり安い商品に手を出してしまうことも事実です。大量消費、大量廃棄(ゴミ)を出す生活文化から、少量消費、物を大事にする文化に変えることが重要ではないかと言っていました。
「熊本市をフェアトレードシティへ」寄せ書きに、ガースタンから来たブルース氏は、次の言葉を周りの日本人に聞き書きました。
「mottainai(もったいない)」
人が生きるために必要なものは、最低限度に使い、長く使用する考え方。さらに、途上国人や、国内のきびしい環境にある人たちが、健全な生活ができるような買い物んの仕方が広がると良いなと思うイベントでした。
ちなみに、あまり仕事がしていませんが、私は、NGO「フェアトレードくまもと」の副代表をしています。昨日は、2部の懇親会の司会を担当しました。
<公立高校定員割れ>県庁所在地の県立の進学校のクラスを減らす要求が出ないのが不思議でならない。
51年前、私も宇土高校の門をくぐり入学しました。(笑)変わらない母校の姿。
東日本大震災から14年、その被害のすごさを改めて確認します。
<豊かさの条件>いつの時代にも人間社会は共同体的な部分を残さなければ、社会基盤の安定を欠く。
久しぶりに横井小楠記念館「四時軒」に寄りました。
高宗昭敏先生の活動を振り返る。熊本地球市民塾から「横井小楠と維新群像」建立まで
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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:31│Comments(0)
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