「宇土・市民マニフェスト(市政へ望む要望書)」発表・講演会
2010年02月22日

(報告)「宇土・市民マニフェスト(次期市政へ望む要望書)」発表・講演会
今日は、昨秋の10月から準備をして来ました。市民が考え、議論し、まとめた(宇土市)次期市政へ望む要望書「市民マニフェスト」の発表会と、熊本で常に先駆的な市民活動の活動家、栗谷利夫氏の民間活力で自治体運営をする「民幕府」の講演会を開催しました。
まだ、市民に馴染みない「市民マニフェスト」の活動ですが、九州で宇土市が初めて取り組みました。市の9つの事業分野に、170の要望をまとめ、1月24日の講演会の時に、集めたアンケート結果も一緒にした24ページの要望書「市民マニフェスト」(以後、市民マニフェスト)が出来上がりました。
今日参加して頂いた25名の中には、遠く東京の多摩市から参加して頂いた方もおられました。中央大学大学院の公共政策研究科の学生で、宇土市出身者でした。地方の疲弊と、産業の衰退、人口の減少と、東京に居て考え続けていたそうです。
このミクシィのコミュ「宇土市」に、市民マニフェストの発表を読み、宇土へ足を運んで頂きました。県内では、熊本県水俣市の隣接した、芦北町から2名が参加してもらいました。

講演内容は、江戸時代は武士の幕府、明治は有能な下層武士が官僚となり、官僚の幕府(政府)を作り、今に至っている。平成以後の日本は、一般平民の民活力を使い、民が主導する政府の「民幕府」の時代にしないといけない。
栗谷氏は、公の考え方を、これまでの価値観は、公は、国家政府・地方政府の意味が強かった。この公とは、民間企業の事業も実際は、公(公共的な)のことを担っていると思います。それは、人々の生活が豊かになり、地域が豊かになり、県が豊かになり、国が富むことにつながる。
「大英博物館は、民間の寄付で賄っている。これは、市民力と思う」
「アメリカのパームスプリングス市は、市長以外の公務員は、5名。市民満足度98%の評価を得ている。民間事業所で、充分、公の役割ができる。(警察と消防署員は、州政府の公務員)」
と、変革、改革の必要性を説かれました。
政府とは、日々同じ事業をしていると、必ず堕落する。仕事をしなくても、給料がもらえるのは、やはり改革+市民の参画が必要と、何度も強調されていました。
今回の「宇土・市民マニフェスト」の活動に関心を持った水俣市の友人から、「活動の内容を聞きたい。来週、水俣で集まりをするので、来てほしい」と連絡がありました。今日来て頂いた、芦北町の友人も、一緒に話を聞きたいと言うことになり、来週26日水俣市へ、出会いを求めて行きます。
まず、行動を起こすことが大事と感じました。この宇土市でやった市民マニフェスト(全国7例目)の活動が、熊本県、九州と広がり、他の市民マニフェスト活動の情報と共に、市民マニフェスト運動になって、広がれば良いなと思っています。

今年4月宇土市の市長選挙がありますが、立候補を予定している運動事務所へ、市民マニフェスト届けて、次期市政の政策に加えていただくように、お願いし、回答ももらうことにしています。
明日から、下記のブログ「宇土・市民マニフェスト」の内容を掲載し、色々な意見が集まれば良いなと思っています。
■「宇土・市民マニフェスト2010」トップページ ■
http://utoshiminmanifesto.otemo-yan.net/e273598.html
<以前の日記>
・住吉サッカークラブ・ジュニア優勝、PK戦勝利!
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1418846310&owner_id=2182841
<公立高校定員割れ>県庁所在地の県立の進学校のクラスを減らす要求が出ないのが不思議でならない。
51年前、私も宇土高校の門をくぐり入学しました。(笑)変わらない母校の姿。
東日本大震災から14年、その被害のすごさを改めて確認します。
<豊かさの条件>いつの時代にも人間社会は共同体的な部分を残さなければ、社会基盤の安定を欠く。
久しぶりに横井小楠記念館「四時軒」に寄りました。
高宗昭敏先生の活動を振り返る。熊本地球市民塾から「横井小楠と維新群像」建立まで
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Posted by ノグチ(noguchi) at 08:16│Comments(0)
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