(WBC秘話)松坂、驚くべき駆け引き “キューバを騙した”
2009年04月06日
(WBC秘話)松坂、驚くべき駆け引き “キューバを騙した”?
WBCの選手の後の、裏話に興味を持っていたのですが、松坂-城島バッテリーの工夫に脱帽ですね。それも早い段階で相手の作戦(ルール違反)を気付き、逆にそれを利用する一枚上の戦法は、゛あっぱれ゛と思います。
<以下、ミクシィ・ニュース抜粋>
■松坂、驚くべき駆け引き “キューバを騙した”? (Sports Watch - 04月06日 )
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=799760&media_id=72
>3月16日初戦=キューバ戦でのこと。
>「キューバは勝つためなら何でも使う」と話す松坂だが、その象徴的なシーンとして、松坂がボールを投じる際、城島が持つミットの位置をキューバ・ベンチの人間がスペイン語で「インコースだ」などと大声で打者に教えている場面が見られた。
>松坂は、最初は何言ってるのか分からなかったけど、途中からコースを伝えているのが分かった」と語り、さらには「コースの指示があって、その通りのコースや予想をしている球種がくると難しい球でも凄くいい反応をするので、バッテリーにとっては厄介ですね」と苦笑いを浮かべる。
>その後、対策を講じた松坂-城島のバッテリーは2回裏から大きくミットを動かしはじめた。
>「インコースのサインで外に構えていたりとか、実際にくるのはインコースだったり――」。なりふり構わぬキューバに対し、逆に揺さぶりを掛けはじめた二人。
>これには、実況アナウンサーも見事に騙され、該当するシーンでは、「おっと危ない。外へ投げたかったスライダーがインコースにきましたが(キューバの打者は)空振り」と解説しているほどだった。
>この逆球戦法により、キューバの行為を封じた松坂は、「もう(声は)出てないな。(打順が)一回りする頃には、出てなかったんじゃないですかね。
>次に投げるピッチャーのために、やっと何かができたなと思いましたね。クマ(岩隈)と対戦した時には、ほとんどなかったですから」と語り、その対策は、岩隈が見事に抑えた敗者復活戦でのキューバ戦の布石にもなっていたという。
(以上、ニュース転載)
短期決戦、敵も死力を尽くす闘いでのあります。その緊張感の中で、常のまわり観察し、状況を掴み、理解し、工夫を重ねるのは、勝負事にはつきものですが、相手の声まで出ないような工夫は、素晴らしいと思います。アナウンサーもだまされれば、敵ベンチはもちろん、観客も騙されたことと思います。
孫子の兵法に、「兵は、詭道(きどう)なり」。
つまり、言葉を変えれば、「戦いは、騙(だま)し合い」。
今回は、次の試合の布石にまでなっているとこもすごい効果と思います。
キューバの安易な言葉の壁を利用した作戦が、逆に自分たちの選手を混乱させる結果を生みました。この気付きは、やはり闘争心を持ちながらも、心は平静を保つゆとりがあればこそできることと思います。
幕末に起きた長州の志士が中心となった「禁門の変」の時、指揮ととっていた長州の英雄、久坂玄瑞は、陣中で戦況の知らせを待ちながら、普段のように本を読んでいたと言います。その時部下に語った言葉が、「無事は有事の如く、有事は無事の如く」。
まさに、松坂-城島バッテリーは、超緊張状態の中で、冷静に周りの状況を分析する平常心が保てていたのだと思います。
余談ですが、禁門の変で皇居を護る側に回った西郷隆盛は、久坂玄瑞をとても尊敬していて、「久坂さんは、お地蔵さんのようですな」と語ったそうです。
勝負事は、「みなぎる闘志と平常心の両方が必要」ということ教えてくれた、WBC先発の松坂-城島バッテリーに、エールを贈りたいと思います。
WBCの選手の後の、裏話に興味を持っていたのですが、松坂-城島バッテリーの工夫に脱帽ですね。それも早い段階で相手の作戦(ルール違反)を気付き、逆にそれを利用する一枚上の戦法は、゛あっぱれ゛と思います。
<以下、ミクシィ・ニュース抜粋>
■松坂、驚くべき駆け引き “キューバを騙した”? (Sports Watch - 04月06日 )
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=799760&media_id=72
>3月16日初戦=キューバ戦でのこと。
>「キューバは勝つためなら何でも使う」と話す松坂だが、その象徴的なシーンとして、松坂がボールを投じる際、城島が持つミットの位置をキューバ・ベンチの人間がスペイン語で「インコースだ」などと大声で打者に教えている場面が見られた。
>松坂は、最初は何言ってるのか分からなかったけど、途中からコースを伝えているのが分かった」と語り、さらには「コースの指示があって、その通りのコースや予想をしている球種がくると難しい球でも凄くいい反応をするので、バッテリーにとっては厄介ですね」と苦笑いを浮かべる。
>その後、対策を講じた松坂-城島のバッテリーは2回裏から大きくミットを動かしはじめた。
>「インコースのサインで外に構えていたりとか、実際にくるのはインコースだったり――」。なりふり構わぬキューバに対し、逆に揺さぶりを掛けはじめた二人。
>これには、実況アナウンサーも見事に騙され、該当するシーンでは、「おっと危ない。外へ投げたかったスライダーがインコースにきましたが(キューバの打者は)空振り」と解説しているほどだった。
>この逆球戦法により、キューバの行為を封じた松坂は、「もう(声は)出てないな。(打順が)一回りする頃には、出てなかったんじゃないですかね。
>次に投げるピッチャーのために、やっと何かができたなと思いましたね。クマ(岩隈)と対戦した時には、ほとんどなかったですから」と語り、その対策は、岩隈が見事に抑えた敗者復活戦でのキューバ戦の布石にもなっていたという。
(以上、ニュース転載)
短期決戦、敵も死力を尽くす闘いでのあります。その緊張感の中で、常のまわり観察し、状況を掴み、理解し、工夫を重ねるのは、勝負事にはつきものですが、相手の声まで出ないような工夫は、素晴らしいと思います。アナウンサーもだまされれば、敵ベンチはもちろん、観客も騙されたことと思います。
孫子の兵法に、「兵は、詭道(きどう)なり」。
つまり、言葉を変えれば、「戦いは、騙(だま)し合い」。
今回は、次の試合の布石にまでなっているとこもすごい効果と思います。
キューバの安易な言葉の壁を利用した作戦が、逆に自分たちの選手を混乱させる結果を生みました。この気付きは、やはり闘争心を持ちながらも、心は平静を保つゆとりがあればこそできることと思います。
幕末に起きた長州の志士が中心となった「禁門の変」の時、指揮ととっていた長州の英雄、久坂玄瑞は、陣中で戦況の知らせを待ちながら、普段のように本を読んでいたと言います。その時部下に語った言葉が、「無事は有事の如く、有事は無事の如く」。
まさに、松坂-城島バッテリーは、超緊張状態の中で、冷静に周りの状況を分析する平常心が保てていたのだと思います。
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5月6日は、宇土市のサッカーのスーパースター、鹿島アントラーズの植田直通選手の応援ツアーに参加します。
<部活廃止と少年スポーツ過疎地>人口減少地域の部活廃止と中学校部活動の週末社会体育移行の影響が出ている。
「一念忘機」があって、それから「一念発起」に向かう。〜『禅、比べない生活』〜、"髙木奈々さんのインタビューから学ぶ"
アルツハイマー病と運動習慣の関係、運動習慣は、子供の頃の体験が影響している?
日本選手の活躍と大会開催の意義が詰まっていると、読みながら、気持ちも温かくなりました。〜本日熊日『読者文芸』下段より〜
<オリンピック観戦で元気に>スポーツに熱中出来る人は、スポーツが大好きで狂っている状況。〜吉田松陰の志〜
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Posted by ノグチ(noguchi) at 18:22│Comments(1)
│スポーツ
この記事へのコメント
Posted by Ichiro at 2009年04月06日 19:27
米国の監督などは日本での経験があり、日本語は判るので困る?
蛇足ですが私が調べた所では、沖縄本島のきわめて単純な言葉の8割は宮古島の人々に通じなかった。今は違うかもしれない。
やはり城島に表彰状を上げよう。
Ichiro