(木内孝)現代社会の延長線上に未来はない、必要な5ヶ条
2009年01月24日
(木内孝)現代社会の延長線上に未来はない、必要な5ヶ条
新年になり、初めてのNPO法人フューチャー500理事長の木内孝氏から、メッセージが来ました。とても参考なることと、その意見に対する、私の考えを書き、返信しました。
その一部を、今日の日記(ブログ)にします。ご一読いただき、感想でも頂けるとありがたいです。
<以下、木内氏からのメッセージ> Thursday, January 22, 2009
野口さんのご活躍も頼もしい限りですが こちらも追い風です
○「本来農業への道」と題する250頁の本を6月末に出版します
ご期待下さい
○ 今の僕の思いを次の5ヶ条でお伝えします
1.これ迄の延長線上に未来はない
2.今の世界では自然と人間の「等身大の世界」にこそ大切なものがある
3.全てが商品化され 貨幣が駆け巡りながら増殖して行くなかに経済が
展開する時代が生まれ、破綻した
4.等身大の世界に戻る、等身大の世界を繋ぐ事によって生命の活動が感じ
られる世界を創ろう
5.自然の力、労働の力、地域の力、それらを結び合う時に生まれる力・・・
ここに私たちの「等身大の世界」を誕生させる課題がある
○ 環境大臣にお会いしたいと申し込んだら 何を言いに来るのか事前に教えて
欲しいと政務秘書官から尋ねられました 即座に返事を送りました
1.エコ、環境を選挙の“票”に結び付ける為には
2.環境問題のどのような話や事実に学生、市民は惹きつけられるか
3.グリーン・ニューディールを成功させる為には
4.環境省の存在感を経産省、国交省と引けを取らなくする為には
5.環境省のお役に立つ人、団体について
野口さんのお考えも是非お教え下さい 特に(1)(2)についてどうお考えですか
木内 孝
(以上、木内氏のメール転載)
<以下、木内氏への意見>
木内様、少々意見を述べさせていただきます。
>野口さんのご活躍も頼もしい限りですが こちらも追い風です
○「本来農業への道」と題する250頁の本を6月末に出版します
ご期待下さい
とても、楽しみにしています。
昨日送りましたメールの「スウェーデンの国家ビジョン」の考え方は、非常に参考になっています。2年前に買って、本棚に積まれていたのですが、不況の影響から、ふと思い出し読んでいます。
○ 今の僕の思いを次の5ヶ条でお伝えします
> 1.これ迄の延長線上に未来はない
私もそう思います。
> 2.今の世界では自然と人間の「等身大の世界」にこそ大切なものがある
実態の経済を重視することが必要と思います。座学から、実学、「等身大」は分かりやすい言葉に感じます。
> 3.全てが商品化され 貨幣が駆け巡りながら増殖して行くなかに経済が
> 展開する時代が生まれ、破綻した
最近、投資自体が商品化しているようなイメージを持っていました。金だけの視点でなく、資源、エネルギー、環境、動労の視点から、社会の動きを見ることが必要と思います。
> 4.等身大の世界に戻る、等身大の世界を繋ぐ事によって生命の活動が感じ
> られる世界を創ろう
グローバル化が進んだお陰で、自分の足下を見るようになった気がします。
オバマ氏に演説にも、「人種や民族間の隔たりが解消され世界が小さくなるにつれて、私たちに共通する人間性が現れる」と、ありました。ローカルを中心に考え、グローバルで協力していくことが必要な時代でしょうか。
1月10日のNHKの特番で、日本三人のリーダー、松下幸之助氏、土光敏夫氏、緒方貞子さんのメッセージを伝える番組で、緒方さんは、「空気も水も、世界はつながっている、リーダーはそれを頭に置き、自分の住む地域で何をするか考えないといけない」と語って居られました。
> 5.自然の力、労働の力、地域の力、それらを結び合う時に生まれる力・・・
> ここに私たちの「等身大の世界」を誕生させる課題がある
同感です。私もその視点で、今年はしっかり勉強して行きます。
教示ありがとうございます。
○ 環境大臣にお会いしたいと申し込んだら 何を言いに来るのか事前に教えて
欲しいと政務秘書官から尋ねられました 即座に返事を送りました
> 1.エコ、環境を選挙の“票”に結び付ける為には
1月15日、22日、熊本大学で「実践のまちづくり講座」で、グリーン・ニューディール政策、新電線網「スマート・グリッド」のことを、産業育成、雇用増加、環境問題、温暖化も含めて話をし、感想を聞きました。聞いた学生の目の色が変わりました。
以前、アメリカの情報ハイウェイ構想が、1990年代にアメリカを元気にしたように、既得権益に固まった電力関連産業の再開発+再構成とも言える、グリーン・ニューディールに実行には、既得権益を持つ電力関連産業(発電、電線事業者)を納得させるだけの国民の要望(突きつけ)が必要と思います。
民主党も、電力業界から政治家の献金に関係があると思いますので、どれだけ利権から距離を置き、国民の支持をバックに、「みどりの党」的までは行かないまでも、再生エネルギーで雇用を生める政策(プラン)を作れるかにあると、学生に反応を見て思いました。
学生は、グリーン・ニューディールに大きな期待をしています。グリーン・ニューディールは、衣食住に密着する産業で、製造業のように海外へ移しにくい事業と思います。
> 2.環境問題のどのような話や事実に学生、市民は惹きつけられるか
言葉は悪いですが、政治と経済は裏表と考えています。環境に良く、経済の発展(持続可能:普況)もつながるという認識を持たせることが必要と思います。それは、戦後からずっと「成長、成長」とすりこみされた日本人に、いきなり「足るを知れ」では拒絶を来ると思いますので、環境に良く、生活も豊かになる「環境問題改善 → グリーン・ニューディール」の広報は、フューチャー500の理念から少しそれますが、言葉の感じを利用する事は必要と思います。
> 3.グリーン・ニューディールを成功させる為には
私自身の思いとはずれますが、雇用・経済成長を強調する事だと思います。
> 4.環境省の存在感を経産省、国交省と引けを取らなくする為には
新産業=経済+雇用、の視点が必要と思います。
これまで、環境省(庁)は、公害対策担当部署、いわゆる、汚染駆け込み寺=医療、だったと思います。日本の環境行政=公害対策は、医者がまず問題点を発見、技術者が改善策を考える、予防の方法を科学者が考える、でした。今後は、逆の順序で、危機管理が先にあるような権利(指導権)を持てるかにあると思います。
> 5.環境省のお役に立つ人、団体について
独立独歩の環境NGOでしょうか。けっこう、全国に在るように思います。
ただ、小さなグループ、個人活動多いので、いかに連携を作るかがカギと思います。
浅い思慮からの意見で、お粗末で参考になるか分かりませんが、思いを書きました。感想でも頂けるとありがたいです。よろしくお願い致します
野口修一
<関連コミュ>
・木内孝(フューチャー500)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2615890
・公正で持続可能な社会
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1236249
・これから必要な政策
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3949859
新年になり、初めてのNPO法人フューチャー500理事長の木内孝氏から、メッセージが来ました。とても参考なることと、その意見に対する、私の考えを書き、返信しました。
その一部を、今日の日記(ブログ)にします。ご一読いただき、感想でも頂けるとありがたいです。
<以下、木内氏からのメッセージ> Thursday, January 22, 2009
野口さんのご活躍も頼もしい限りですが こちらも追い風です
○「本来農業への道」と題する250頁の本を6月末に出版します
ご期待下さい
○ 今の僕の思いを次の5ヶ条でお伝えします
1.これ迄の延長線上に未来はない
2.今の世界では自然と人間の「等身大の世界」にこそ大切なものがある
3.全てが商品化され 貨幣が駆け巡りながら増殖して行くなかに経済が
展開する時代が生まれ、破綻した
4.等身大の世界に戻る、等身大の世界を繋ぐ事によって生命の活動が感じ
られる世界を創ろう
5.自然の力、労働の力、地域の力、それらを結び合う時に生まれる力・・・
ここに私たちの「等身大の世界」を誕生させる課題がある
○ 環境大臣にお会いしたいと申し込んだら 何を言いに来るのか事前に教えて
欲しいと政務秘書官から尋ねられました 即座に返事を送りました
1.エコ、環境を選挙の“票”に結び付ける為には
2.環境問題のどのような話や事実に学生、市民は惹きつけられるか
3.グリーン・ニューディールを成功させる為には
4.環境省の存在感を経産省、国交省と引けを取らなくする為には
5.環境省のお役に立つ人、団体について
野口さんのお考えも是非お教え下さい 特に(1)(2)についてどうお考えですか
木内 孝
(以上、木内氏のメール転載)
<以下、木内氏への意見>
木内様、少々意見を述べさせていただきます。
>野口さんのご活躍も頼もしい限りですが こちらも追い風です
○「本来農業への道」と題する250頁の本を6月末に出版します
ご期待下さい
とても、楽しみにしています。
昨日送りましたメールの「スウェーデンの国家ビジョン」の考え方は、非常に参考になっています。2年前に買って、本棚に積まれていたのですが、不況の影響から、ふと思い出し読んでいます。
○ 今の僕の思いを次の5ヶ条でお伝えします
> 1.これ迄の延長線上に未来はない
私もそう思います。
> 2.今の世界では自然と人間の「等身大の世界」にこそ大切なものがある
実態の経済を重視することが必要と思います。座学から、実学、「等身大」は分かりやすい言葉に感じます。
> 3.全てが商品化され 貨幣が駆け巡りながら増殖して行くなかに経済が
> 展開する時代が生まれ、破綻した
最近、投資自体が商品化しているようなイメージを持っていました。金だけの視点でなく、資源、エネルギー、環境、動労の視点から、社会の動きを見ることが必要と思います。
> 4.等身大の世界に戻る、等身大の世界を繋ぐ事によって生命の活動が感じ
> られる世界を創ろう
グローバル化が進んだお陰で、自分の足下を見るようになった気がします。
オバマ氏に演説にも、「人種や民族間の隔たりが解消され世界が小さくなるにつれて、私たちに共通する人間性が現れる」と、ありました。ローカルを中心に考え、グローバルで協力していくことが必要な時代でしょうか。
1月10日のNHKの特番で、日本三人のリーダー、松下幸之助氏、土光敏夫氏、緒方貞子さんのメッセージを伝える番組で、緒方さんは、「空気も水も、世界はつながっている、リーダーはそれを頭に置き、自分の住む地域で何をするか考えないといけない」と語って居られました。
> 5.自然の力、労働の力、地域の力、それらを結び合う時に生まれる力・・・
> ここに私たちの「等身大の世界」を誕生させる課題がある
同感です。私もその視点で、今年はしっかり勉強して行きます。
教示ありがとうございます。
○ 環境大臣にお会いしたいと申し込んだら 何を言いに来るのか事前に教えて
欲しいと政務秘書官から尋ねられました 即座に返事を送りました
> 1.エコ、環境を選挙の“票”に結び付ける為には
1月15日、22日、熊本大学で「実践のまちづくり講座」で、グリーン・ニューディール政策、新電線網「スマート・グリッド」のことを、産業育成、雇用増加、環境問題、温暖化も含めて話をし、感想を聞きました。聞いた学生の目の色が変わりました。
以前、アメリカの情報ハイウェイ構想が、1990年代にアメリカを元気にしたように、既得権益に固まった電力関連産業の再開発+再構成とも言える、グリーン・ニューディールに実行には、既得権益を持つ電力関連産業(発電、電線事業者)を納得させるだけの国民の要望(突きつけ)が必要と思います。
民主党も、電力業界から政治家の献金に関係があると思いますので、どれだけ利権から距離を置き、国民の支持をバックに、「みどりの党」的までは行かないまでも、再生エネルギーで雇用を生める政策(プラン)を作れるかにあると、学生に反応を見て思いました。
学生は、グリーン・ニューディールに大きな期待をしています。グリーン・ニューディールは、衣食住に密着する産業で、製造業のように海外へ移しにくい事業と思います。
> 2.環境問題のどのような話や事実に学生、市民は惹きつけられるか
言葉は悪いですが、政治と経済は裏表と考えています。環境に良く、経済の発展(持続可能:普況)もつながるという認識を持たせることが必要と思います。それは、戦後からずっと「成長、成長」とすりこみされた日本人に、いきなり「足るを知れ」では拒絶を来ると思いますので、環境に良く、生活も豊かになる「環境問題改善 → グリーン・ニューディール」の広報は、フューチャー500の理念から少しそれますが、言葉の感じを利用する事は必要と思います。
> 3.グリーン・ニューディールを成功させる為には
私自身の思いとはずれますが、雇用・経済成長を強調する事だと思います。
> 4.環境省の存在感を経産省、国交省と引けを取らなくする為には
新産業=経済+雇用、の視点が必要と思います。
これまで、環境省(庁)は、公害対策担当部署、いわゆる、汚染駆け込み寺=医療、だったと思います。日本の環境行政=公害対策は、医者がまず問題点を発見、技術者が改善策を考える、予防の方法を科学者が考える、でした。今後は、逆の順序で、危機管理が先にあるような権利(指導権)を持てるかにあると思います。
> 5.環境省のお役に立つ人、団体について
独立独歩の環境NGOでしょうか。けっこう、全国に在るように思います。
ただ、小さなグループ、個人活動多いので、いかに連携を作るかがカギと思います。
浅い思慮からの意見で、お粗末で参考になるか分かりませんが、思いを書きました。感想でも頂けるとありがたいです。よろしくお願い致します
野口修一
<関連コミュ>
・木内孝(フューチャー500)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2615890
・公正で持続可能な社会
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・これから必要な政策
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Posted by ノグチ(noguchi) at 21:58│Comments(0)
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