<30年を振り返る>分相応。君子をもって思うことその位を出ず。〜易経〜

2021年06月19日

<30年を振り返る>分相応。君子をもって思うことその位を出ず。〜易経〜

外はしとしと雨、日本の梅雨らしい気候になっています。時折り、日本のどこかで強い雨になっていますが、昨夏ような球磨川の氾濫はおことわり、したい。

冒頭の言葉は、『易経一日一言』6月19日の訓示です。

【現代語訳】
 君子は自分の思いが分限や器量(位)に止まり、力量以上のことをいたずらに欲しない。
(以上、本より)

 場(地位や役割)は周りからの以来はごはむ必要はないが、無経験の壮大な仕事を求めることは望まない。

 昨日の午後、やく1時間半近く、建築士の後輩と"建築談義"をやりました。ほんと久しぶりに建築家を目指す若い建築士でした。まだ建築士の資格を取って間もないのですが、いろいろ語ってみると、私が若い頃興味を持った著名な建築家の人たちに憧れていたようで、私がこれまでやってきた建築物の話をすると興味津々で聞いてくれました。
 
 私の社会活動の師が、私が若いころ活動に参加していた頃に言われたことは、「少し目線を上に向けて、人に会いなさい。レベルが高過ぎると、長続きしない」と訓示されました。

>少し目線を上に向けて

は、自らの興味で目標とする地域のリーダーたちの活動に参加して学んできました。

>レベルが高すぎる

は、人はつま先のままでは、前へ歩き続けられない。踵を地につけて、地道に進むこと、を指導されました。

冒頭の分相応の解説に以下の言葉があります。

(以下、本より)

 そういう姿勢に徹すれば、自然に「これは自分らしくない」と、本来の自分に相応しいところに思い止まることができる。
(以上、『易経一日一言』より)

『論語』の言葉に、「四十にして立ち、五十に天命を知り、六十にして耳従い」の60代になりました。30代に、建築士として独立し、同じころ市民活動に加わるようになりました。動き始めて30年を過ぎました。昨日の若い建築を目指す人と建築談義は、自らの活動の歴史を振り返る機会となりました。

 今日は、中体連大会が始まります。先週の週末に開催した中学招待サッカーの経験を参考に、1週間で修正して、悔いのないゲームをしてほしいと思い、観戦したいと思います。


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Posted by ノグチ(noguchi) at 05:30│Comments(0)マイライフ私の意見
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